国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2426 今日504 合計52840
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ひみつき地で学ぶ事   ねいろ

 学校の森のひみつき地での事です。
「ちょっとー、その木は私たちのき地の物よ。どろぼうしないでよ。」
と、べつのき地の人に言われました。Sくんは、
「どろぼうあつかいしないでくれる!」
と、とてもおこっていました。私のき地の人全いんに聞いてもだれもとったと言う人がいないので、どう答えたらいいのかわからなくて、こまってしまいました。私が、
「しょうこはあるの?」
と、文くを言いに来た人に聞くと、
「だってそれ私たちの物なんだもの。」
と言われました。そして、私のき地の人たちと相手のき地の人たちがその木の引っぱり合いを始めました。するとGさんが、
「もうあげようよ。」
と、うんざりしたように言うので、これい上トラブルを大きくさせたくないと思ったので、けっきょく相手のき地の人に木をあげました。けれどもUさんが、
「私、向こうの方からあの木をとって来たんだけど。」
と、くじょうを言いに来た人のき地と正はんたいの方角をゆびさすので、どうも合点が行きませんでした。もし私だったら、木の一本くらいとられても、気にしません。またいい木を見つければいいからです。
 家に帰ってお母さんにその事を話すと、お母さんは、
「人生で必ような知えは全てようち園のすな場で学んだ」という本を教えてくれました。ロバート・フィルガムという人が、ようち園時代にすな場のルールを学んだ事からこの話は生まれました。ルールといっても、「みんなで分け合うこと、つり合いのとれた生活をすること、人の物に手を出さないこと。」などのたんじゅんな事ばかりですが、そのたんじゅんなことを生かしてこそすばらしい人間になれるのだと思います。私は森で木をとられておこっていた人の行いは、みんなで分け合うことには当てはまっていないと思います。
 ひみつき地がある森には、おもしろい物だけではなく、あぶない所もあります。たとえば地ごく谷です。ある日など地ごく谷からころがり落ちて、ひざに木がささりました。その日は自ぜんがやさしいだけではない事を思い知り、よいべん強になったと思います。私は、自ぜんはいろんな事を教えてくれるから、まるで先生のようだなと思いました。
 ひみつき地で学んだ大切なこと。それは、ようち園のすな場でロバート・フィルガムが学んだ事と一しょだと思います。どうはんだんすればいいのかまよった時はロバート・フィルガムの事を思い出してみます。

   講評   naruko

 ねいろちゃん、こんにちは。どっかい問題とせい書、どちらもしっかり取り組めましたね。
 これからも、毎日の暗しょう自習と読書に合わせて、マラソン集の長文もよく読んでいってくださいね。
 6.1週は進級しけんになります。「体育の時間」または「とくいなこと」というテーマでいい話を見つけておきましょう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)