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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分の中の適応力   ワンダフル魁

「この折り紙の三分の二の四分の三を切り取ってくれません?」と折り紙を渡され、言われたら、私ならどうするか。実際折る?計算する?私なら計算をして求めるだろう。しかし、ほとんどの人は、与えられた折り紙というアイテムを使って、計算せずに求めると思う。このように、外界にあるものを、臨機応変に上手に利用して使うことは人間の知性である。どんなに知識があっても実際それを使いこなせないと、宝の持ち腐れである。人間は「いわれたとおり」にして得た“偽”の有能さがあるが、本当の有能さは適応力を持つことだ。だから私は、適応力を持つことをもっと高く評価すべきだと思う。
 そのための方法として第一に、臨機応変に物事を考えていくべきだ。私の所属している生物部では、解剖した鶏頭やカエルの中身の説明などを文化祭で発表したり、実際行ったりする。そこでまれに、お客さんから難しい質問をぶつけられることがある。そんな時は部長の出番。説明も上手く分かりやすく、部長にも答えが分からない質問でも自分の知識の一部を抜粋しながら、華麗に“分かりません”と答えてしまう。私たちもあと一年で最高学年だから、後輩のお手本になれるような先輩を目指したい。
 また第二の方法として学校教育もテストだけでなく、実験のように適応力の試されることを重視すべきだ。中三の夏、奉仕活動で三日間老人ホームに行った。老人=温和なイメージがあったが、実際はすごい暴言をはかれたりしてあまり良い思い出ではない。暇そうにしている方がいたら、折り紙にさそってみたり、孫の話をしてもらったりした。またご飯のときも、どのタイミングで咀嚼が終わってとか、どのぐらいの量で食べさせればいいのか色々創意工夫するところもあった。実際行ってみて、学べたことも貴重な経験の一つだ。
 確かに体系的な知識を身につけ、それを応用していくことも大切だ。しかし、知性は覚えるものではなく考えだすものである。人は適応力を持ち、どのような状況でも対応できるようにするべきだ。

   講評   hira

三段落目、実体験の場面で「適応」しようとする実例がよく書き込めた。うまくいかないこととつきあいながら創意工夫を重ねる、これが生きていく力、適応力だよね。最後まで自分の力を発揮できた。当たり前のことをコツコツとしかも着実にやる、意外に出来ないものです。これも美穂さんの力だったことを改めて思いました。郵送ではもう最後の山のたよりは届かないと思うので、この確認メールとPCからご確認下さい。(今月中は、見られるはずです。)元気でね!
これが最後の山のたよりとなりますね。忙しい中、ペースを崩さずコツコツと自分の考えを積み重ね(5.3の課題だね)られたね。偉人、歴史実例のように豊かな知識を自分の言いたいことに使うのも本当に上手くなったと思います。長文を読むのは、人の話を理解すること、書くことは自分の意見、考えを伝えること。インプット(知識・理解)、アウトプット(表現)、これは勉強全て、コミュニケーション全てに言えることだと思う。二つを上手く回転させて、さらに迫力、存在感のある人(笑・でも本当)になって下さいね。これからの活躍も楽しみにしています! 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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