幼長、小１、小２、小３の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。 読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。 ▶ 基礎学力クラスのご案内

昨日2426 今日1663 合計53999□

　　　暑かったけれど、うれしかった遠足　　　ダイヤモンド

　淀川公園って、どんな所かなあ。広い公園だったら野球がしたいし、新しい友達と仲良くなりたいなあ。それにしても、きょうは五月に入って暑いなあ。
　五月一日は学校の遠足の日。とてもよく晴れた天気で暑い中、淀川公園まで五キロの距りを歩いて行きました。やっと着いた公園は、思いっきり野球ができる広さで、みんなとボールを夢中で追いかけて一生けん命走って楽しかったです。
　お日様のひざしがギラギラとても強くて、ぼくの顔とうではゆでだこのように真っ赤。日焼けして、熱くてじんじんしました。でも、ぼくは水筒のお茶を少しずつ大切に飲みました。なぜなら、お茶をがぶ飲みして、気分が悪くなった事があったからです。それに夏に父と外出すると、
「暑い日にがぶ飲みすると、後で汗をいっぱいかいて、かえってつかれるぞ。がまんして少しずつ飲んだ方がいいよ。」
といつも言われていたのです。
　そんな暑い中、また五キロ歩いて学校にもどる時間になりました。ぼくは、がんばって歩こう、と思っていたけれども、暑い中走ってへとへとで座り込んでいるお友達もいました。帰り道の途中、お友達の一人が
「お茶が余っていたらちょうだーーい。」
とはあはあ言いながら、しゃがみこんでしまいました。そこでぼくは
「ぼく、まだお茶あるからね。でも、さっき他のお友達にもあげたから、少ないかもしれないけど。それでもいいかなあ。」
と声をかけました。水筒のコップにお茶を注いであげると、まだ四杯分残っていました。お友達は、そのお茶を飲み干して
「ありがとう。これで学校まで歩けるよ。」
と、にこにこして元気を取りもどしたように喜んでくれました。こんなに喜んでくれて、ぼくのお茶がちょっといい事をしてあげたようで、ぼくは一番うれしかったです。もし、ぼくがお茶をがぶ飲みして全部なくなってしまっていたら、お友達を助けてあげられなかったかもしれない。
　家に帰ると、その日の最高気温は二十五度もあったそうです。お友達と仲良くなれて、最高にうれしい遠足でした。

　　　講評　　　hamura

　まいかい、こう目を守りながら、自分ならではの意見をしっかりと入れて、たいへんよく仕上げています。
　ひとつのことがらについて、たくさんの見方、考え方をすることもできます。そして何より、いろいろなことがらを、ダイヤモンドくんの、心のふかいところで、いつもしっかりととらえて、見つめ直しているのがわかります。
　すばらしいですね。
　新聞の特派員にえらばれたり、ひょうしょうされているのも、すごいことです。
　これからも、たくさんの楽しいことをがんばっていきましょう。