創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ちんぷんかんぷん?日本語の世界 なつみかん
日本語はとてもややこしいものである。例えば、日常の会話の中で、「一緒に外に遊びに行く?」「いいよ。」「いいよ、ってどっちの意味?」「だから、行かないって意味だよ。」「まったく、はっきり答えてよねっ。」というやりとりがある。いいよ、の意味が行く、という意味なのか行かない、という意味なのか、はっきりしない。普通に考えると私も行く、やる、という意味なのだがこれが日本語のややこしいところなのだ。 毎年、佐賀の祖父母の家へ行くと、話がちんぷんかんぷんである。これは方言のせいだ。祖父母の家に着くと、祖父母は笑顔で迎えてくれる。「やぁ〜なっちゃん、よくきたねぇー。○▲※$□%@★♯×・・・・・・・もんねぇ。」しかし、話の30パーセントほどしかわからない(笑)。しかも早口で話すので、最初と最後の方と途中がとぎれとぎれわかる程度だ。二度ぐらい繰り返し聞かないとわからない。それでも、いとこのお兄ちゃん達や祖母は何とか聞き取れる(場合もある)。ただ、祖父だけはどうしても聞き取れない。方言を使うのはもちろん、声も大きいし、怒っているみたいに聞こえる。おまけに早口なので、どうしても聞き取れない。だから、年に一度、お盆に親戚4〜50人が集まるときには、安心する。少なくとも東京に住んでいる人がいるので、同じ言葉を話せる。面白いことに、テーブル(すごく長い)の左端にはおじさんたちが、右端には東京など都心に住んでいる人たちがいるので、テーブルの真ん中で2つの国に別れているような気がする。おじさん達は私の知らない国の言葉を早口で平気に話しているように思えるからだ。 人間にとって言葉とは、いろいろなことを伝える手段として、とても重要なものである。それぞれの国で言語や発音が違うように、言語の個性もある。日本も方言など独特の個性を保ちながら、日本語を国際普及させていければいいと思う。
講評 arare
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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