国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   たとえば、折り紙を   おめか

人間の知とは何かについての考え方が、頭の中ですばやく計算できることといったものから、経験を生かし、外の世界にある道具をうまく使って求められている答えを引き出すこと、といった見方に変わりつつあります。「言われたとおりにすること」でテストにいい点が取れるなら、いい点を取るプログラムを作ることはむずかしくないでしょう。困るのは、人の有能さが、言われたとおりにできるかどうかでは決まらないというところです。こういう、場への適応力が、人間の有能さの本質でしょう。
私がいつも一緒に居る友達は、勉強や運動はできないのだが、歌を唄うことと絵を描くことは自他共に認めるほど上手い。友達とみんなでカラオケに行くと、その子が上手すぎて、初めて一緒に行った子が驚いてしまう程だったり、美術で風景画を描いたときも先生に褒められていたくらいだった。私は、適応力をもっと高く評価するべきだと思う。
そのためには第一に、臨機応変という発想をもっと高く評価することだ。私は小学6年のときに学校のたてわり班の班長になって、たてわり班で遠足に行ったことがある。そのときに大きな公園に行って遊んだのだが、そこでドッヂボールをすることになり、草の上にはラインが引けなくて困っていた。けれど偶然なことに私は何かに使えると思ってミニサイズのコーンを持っていた。それでラインを引かずに済み、楽しくドッヂボールもできた。そのときのことをたてわり班の先生がすごく褒めてくれて、とても嬉しかった。臨機応変に行動したり、準備をしたりすると、物事が成功やいい結果を残すことができやすいのだ。それと同時にそのことを評価することで、次の行動に繋げやすい。
第二の方法として、拘束時間を評価するのでなく、成し得た事を評価する社会をつくることだ。決められた時間に追われているとどうしても「ひまつぶし」や「空白の時間に逃げる」といった受動的な解決になってしまう。しかし、自分で時間を決めることができれば、主体的なリラックスができるし、労働時間がフレックスタイムになったり、さまざまな休暇を申請できるようになったりすることもあるのだ。
確かに、何もしないというリラックスも有効である。しかし、私たちは自分の意識的な休息をもつべきである。何もしないでいれば確かに楽かもしれないが、でもそうしている時間がもったいないし、どうせなら意味ある休息をとってリラックスして、自分の身体や精神を癒すことが大切なのだ。

   講評   mako

 指示されたことがそのとおりにできる力よりも場に応じた適応力をもっと評価するべきだという意見で書いていきます。
 導入の友だちの話が適応力になるには、音楽のテストや美術の時間に書かされる絵はそれほどでもないけれど、カラオケに行ったときに好きなうたをうたったり、先生の似顔絵など本人が自由にかく絵にはすごい才能を発揮するといった場合かな。
 第一の方法のところにある班長の体験実例はたいへんよかったです。第二の方法は、三週目の課題と同じになっているね。ここでは解説にあるように「ペーパーテストだけで評価するのではなく、実験や実技をもっと取り入れる」といった方法で書いてみよう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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