創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   知人に「釣り」を   おめか

「何もしないでいる」状態を、「何もしない」ことで維持することは難しい。「時間は、流れるものではなく積み重なるものである。」という何かのコマーシャルにテレビで時々お目にかかるが、我々は、恐らく、この「流れる」時間と、「積み重なる」時間の双方を交互に体験することになっており、ただここへきて「流れる」時間の呪縛力が強くなっているのだろう。それを「積み重ねる」時間として体験し直すための「暗転」と「幕間」が、日常生活の中でつかまえ難くなってきているのかもしれない。「積み重ねる」時間の中で「何事かをしている」ことよりも、「流れる」時間の中で「何もしていない」ことの方が重要で、必死になってそれにすがりついているからにほかならない。私たちは意識した時間の中で休息を見出すべきである。
第一の方法として、探求できるような趣味をもつことだ。私の趣味の一つが音楽鑑賞なのだが、暇なときだけ音楽を聴いているわけではなくて、CDショップに通ったり、ライヴに行ったりと、音楽を聴く為の時間をつくっている。空いた時間に好きなことをやるのも有効で良いが、好きならとことん追求したり、求めたりすることも大切なのだ。
第二の方法として、校則時間を評価するのではなく、成し得た事を評価するような社会を作ることだ。決められた時間に追われているとどうしても「ひまつぶし」や「空白の時間に逃げる」といった受動的な解決になってしまう。しかし、自分で時間を決めることができれば、主体的なリラックスができるし、労働時間がフレックスタイムになったり、さまざまな休暇を申請できるようになったりすることもあるのだ。
確かに、何もしないというリラックスも有効である。しかし、私たちは自分の意識的な休息をもつべきである。何もしないでいれば確かに楽かもしれないが、でもそうしている時間がもったいないし、どうせなら意味ある休息をとってリラックスして、自分の身体や精神を癒すことが大切なのだ。

   講評   mako

 音楽鑑賞の体験実例がいいね。ひまつぶしではなく、積極的に自分の時間を好きなことに使っていると感じられるのはしあわせなことです。
 二つ目の方法は、拘束時間(×校則時間)を評価するのではなく、何をしたかということを評価していこうということね。これも出来高主義に走り過ぎると、今度はスピードだけが重視されて内容がおろそかになりそうなのでむずかしいところです。量よりも質を評価できる何かいい方法はないのかなあ。
 しなければならないことに追われるばかりで、ただ流されている時間を思うと、限りある人生が何だか物悲しくなってしまうね。
★「時間は流されるためにあるのではなく、積み重ねていくためにあるのだ」(自作名言)

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