国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   笑わせてくれる山ちゃん   クローバー

「ハハ、ハハ、ハハハハハ。」
私は今まで、何回大笑いをしただろう。たぶん、何十回も何百回も大笑いをしていると思う。その理由の一つは、私のまわりに、山ちゃんや父など、面白いことを言う人がたくさんいるからだ。母に、
「最近、山ちゃんに似てきてるわ。」
と笑われたぐらいだから、面白い人の影響はすごく大きいのだろう。もう一つの理由は私は笑いやすいからだ。なぜか知らないが、父や母はし〜んとしてるのに、私一人だけゲラゲラ笑っていることがある。人前でそういうことがあると、変な目で見られる。私の短所かもしれない。でもそんな時、心の奥底では笑わせた人をにらみつけ、笑わせるのが悪いのに、と思うことが多い。でもすっきりするからいいじゃないか、と思う。でも私はまるでおなかが張りさける様にまで笑うのは好きでない。
 私は、山ちゃんに、ものすごく笑わされたことがある。それは、山ちゃんの失言によるものだった。四年生の三学期にやった「カトリック音楽祭」で私たちは歌と踊りをひろうしたのだが、その時マラカスを使った演奏をしている学校があったのだ。次の音楽の授業で、それについての感想を書いた。みんな自分の学校の感想は書き終わって、他の学校の感想を書いたり、先生に感想を言ったりしているとき、先生が
「マラカスや笛やギターなど、色々なものを使っているところがありましたね。」
とにこっと笑った次の瞬間、山ちゃんは
「マスカラ、マスカラ、おもしろかった〜。」
と真剣に言ってしまったのだ。みんなすぐに大笑いをしたが、当の本人はしばらくの間気づいていなかったのだ。ポカンとしていた山ちゃんに、近くの席にいたお友達が教えてあげたのか、本人はみんなの笑いがおさまったころに笑い出したのだ。知らない人の中には、不思議な空気が流れていただろう。でもその中に幸せな空気も流れていた。
 山ちゃんはもう少し前にも私を笑わせてくれたことがある。それは図工の時間だった。その時間は、好きな本の好きな一場面を絵に描くのが課題だった。山ちゃんは、「ピングー」の絵が描きたかったのだが、アニメを描いていいのか不安になったらしく、
「ピンガーでいいのかな?」
と、また真剣に私に聞いてきた。私は答える前に大笑いをしてしまったのだが、また、本人は気づいていない。山ちゃんが変な顔をするから、こわい図工の先生に変な目で見られて、その話は終わった。でもスッキリしないから、休み時間、山ちゃんの所に話をしに行ったら、山ちゃんはすっごくすっごくうけていた。お友達にばらしたら、ちょっとすねていたから、もうばらすのはやめた。
 大笑いは、みんなを幸せにしてくれることが分かった。そして、大笑いをすると気分が良くなることが分かった。私はこれからも山ちゃんに笑わさせてもらいたい。

   講評   hoemi

手直しを加えて清書できました。よく仕上がっていましたよ。また読解問題にもきちんと取り組めてえらかったですね♪
 次回は進級試験です。いつものようにのびのびとした自分らしい作文を書いて進級を目指してくださいね☆

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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