国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   読書への道   おふね

読書において何を読むかという前に、本を夢中で読むという体験を一度味わう必要がある。対象はそれぞれの人によって異なるが、とにかく面白く楽しい本を見つけ、読書の楽しさを知るとよい。現代はメディアが発達し、画面により読書以上の楽しみを味わえる、ともいえるかもしれない。しかし、映像は私たちを自分の外へ引き出すが、読書は自分の中へ引き戻す。自由自在に豊かに想像力の翼を広げることができ、私たちに自由感をもたらすのである。私はそのように本を夢中で読むという生き方を大事にしたい。
 そのための一つ目の方法として、まず読書におそれを抱かずに簡単な本でもよいから手に取って読んでみることが挙げられる。私が読書に目覚めたのは、そのようなきっかけが理由だった。小学三年生の時に学校の図書室で借りた「ハリーポッターと賢者の石」が、私の読書への扉を開いた。最初は「最近人気で映画化もされているようだし、試しに読んでみるか。」という程度の気持で、借りても夜就寝前に母に読み聞かせしてもらうように、自分から進んで読もうとはしなかった。しかし、一章二章とすすんでいくうちに次が待てずに一人で一日で読み切ってしまった。それから私はお年玉をすべてはたいて既刊のシリーズをそろえた。あまりに私が夢中になって読んでほかに手がつけられなかったため、母は一時期本を没収しなければならないほどだった。このようにひとつ読書への殻を破ることによって未知の素晴らしい世界に出会えるのだ。
 二つ目の方法としては、途中であきらめずに最後までやり遂げようとする強い意志を持つことだ。前述したように、私の本との出会いは必ずしもさいしょからスムーズにいくものではなかった。最初から読むことをやめてしまいそうにもなった。しかし、最初はあまり興味を感じない本でも読み進めていくことが読書の楽しみにつながった。このように、とちゅうで物事をあきらめずに粘り強く取り組むことが、読書の楽しみを知るのに必要不可欠な場合もある。
 確かに、読書以外にも大切なものはある。経験などがその一例として挙げられる。しかし、「部屋に書籍がないのは、体に魂がないようなものだ(キケロ)」という名言があるように、読書に夢中になりながら取り組めることは、私たちの人生をよりいっそう豊かにするのに違いない。私は読書の楽しさを教えてくれた本たちに感謝しながら、これからも読書を続けていきたい。

   講評   kamo

 最後に立派な清書を仕上げてくれました。より詳しいエピソードを付け加えてくれたし、とてもいい名言も入ったね。力作でした。
 今まで本当にありがとう。これからも遠くからずっと応援しています。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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