国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   学び   いまの

 人間の生涯は物事を学び続ける果てしない旅である。このような幼少期における言語の習得を出発点として、幼少期から青年期へ、中年期から老年期へと、生涯にわたって学習は続く。何事かを学ぶことができるというのは、生物として優れた能力をもっているしるしである。物を学ぶとは、何か新しいことを知ったり、何か新しい能力を身につけたりすること、そして、それらをさらに深めたり高めたりすることである。学ぶエネルギーを実感するためにも、人間は、いつまでも学び続ける人生を送るのである。<要約>私は学ぶことを楽しみながら続けていくことは良いと思う。
 その理由は第一に、楽しくないと勉強をする気もなくなってしまうからである。たとえば、私は、本を読むのが好きだ。だから、国語の文章の読み取りは、なにも勉強しなくてもクラスで一番ぐらいはとれるし、文法が間違っているプリントなどは、すぐに分かる。本を読むことも楽しいと思わないと、まず全く読まなくなるし、読んでも楽しくないことをいやいややっているだけだから、読み取りが自然にできるようになることなど、絶対ありえないだろう。勉強を楽しむ、ためには勉強を「勉強」と思っているうちはまだダメだろう。勉強をまるでゲームやまんがみたいだ。と思えるまでに楽しまないと「勉強を楽しむ」にはならないと思う。上手く説明できないが、本当に勉強が好きな人は、テレビを見るより、漫画を読むより、ゲームをするより、まず勉強という文字が浮かんでくるのだと思う。これが、私の思う「勉強を楽しむ」ということだ。
 第二の理由としては、勉強を自分が納得するまで学び続けることができるからだ。例えば英語。大人になっても学び続ける人は多いのではないだろうか。それは、これからの国際社会で必要でもあるし、英語が大好きという人もいると思う。納得するまでというよりは、楽しい、だからもっと知りたいという思いで、学校を卒業して、大人になり老人になっても、あることをずっと学び続けると私は考えた。
 確かに学習したことを理解できているかどうか厳しくテストを行う方が良いという意見もある。しかし、「辞書のような人間になるのではなく辞書を上手くつかえるような人間になることが勉強の目的である。」という名言があるように学んだことを生かすことが勉強では、一番大切なのだと思う。だから私は、学ぶことを楽しみながら続けていくことは良いと思う。これから私は、学ぶときは楽しく、そのあとは生かせるようにこれから勉強をがんばっていきたい。

   講評   komiko

 いまのちゃん、こんにちは! 進級試験の作文では大事なポイントを意識しながら、自分らしい「体験実例」をしっかりと引き出せていてよかったですよ。力作が書けていますね。

 「要約」は、バランスよくまとめることができています。「是非の主題」で「私は学ぶことを楽しみながら続けていくことは良いと思う。」と、しっかりと書けていました。「理由一」では、「楽しくないと勉強をする気もなくなってしまうからである。」として読書好きが功を奏して国語の読み取りがなんなくこなせてしまう「体験実例」を引き出せました。「勉強をまるでゲームやまんがみたいだ。と思えるまでに楽しまないと「勉強を楽しむ」にはならないと思う。」と、「たとえ」を使っていい「途中の感想」が書けていますね。ここでの「みたいだ。」の句点(。)は読点(、)にするといいですよ。「理由二」では、「勉強を自分が納得するまで学び続けることができるからだ。」として「社会実例」としてさまざまな世代の人が強いられずに英語への取り組みを続けていることを引き出せましたね。この調子でがんばりましょう! 第四段落では「反対意見への理解」「名文の引用」「是非の主題」のあとに「これから私は、学ぶときは楽しく、そのあとは生かせるようにこれから勉強をがんばっていきたい。」と「これからの結び」まで四つのステップをしっかりとふんで説得力のあるしめくくりに成功しましたね。いまのちゃん、進級試験合格おめでとうございます!

 次の六月十一日(木)は「見テ知リソ知リテナ見ソ(感)」を読んでの意見文です。冒頭三百字の暗唱は、テスト前でチャレンジしにくかったら「穴うめ二問テスト」を出させてもらいますね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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