創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   楽しいと思うところから   さくら

 人間の生涯は物事を学び続ける果てしない旅である。赤ん坊は決して本能によってしゃべるのではなく、学習して覚えていく。おかれた状況しだいで世界中のどの言語でも覚えてしまうのである。その幼児期における言語の習得を出発点として幼年期から青年期、中年期から老年期へと生涯にわたって学習は続く。ものを学び続けられることができるというのは、生物として優れた能力を持っているしるしである。学ぶことは何か新しいことを知ったり、何か新しい能力を見につけたりすること、そして、それらをさらに深めたり、高めたりすることである。人間が人生の中であじわう満足感、そして感動の大半は、ものを学ぶことから生まれるのではなかろうか。わたしは学ぶことは楽しいと思うべきだと考える。学びたくても貧しくて学校にいけなかったり、文房具すら買うことのできないこどもたちがせかいには大勢いらっしゃるのだ。
 第一の理由として学習は面白いものであるからだ。今まで分からなかったことが学んで分かるようになったらうれしいだろう。例えば私は小学二年生のときそのとき 中学一年生だった知り合いのお姉さんからお姉さんが使い終わった算数の応用問題集をいただいた。その問題集をめくって少し見てみたが当時の私には理解できない内容だった。それから四年。わたしは小学六年生になった。この四年間で私はいろいろなことを学習してきた。久しぶりに問題集を開いて、ちょうど夏休みで時間があったので解いてみると応用問題なので少し時間がかかったがとくことができた。その瞬間はまるでゲームのクリアできなかったところをついにクリアできたときのようにうれしい気持ちになった。このうれしさは問題を解くことができたうれしさと、自分が成長していることを感じられたうれしさだと思う。
 また第二の理由としてはつまらないと思っている勉強は頭に入ってこないからだ。先生や両親に言われてやる勉強は少し経ってもう一度やってもできない。つまり身についていない、ということだ。それでは時間がもったいない。本当の意味で学習するということは、勉強は楽しいものだと思い、自ら勉強をすることが必要だ。
 確かに勉強は苦しい面もある。私も勉強をしたくないと思う日もある。しかし「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言があるように楽しく学習すればそれは自分の知識として生かし、使えることができるであろう。

   講評   jun

<第一段落>
 わかりやすい要約です。長文の内容を簡潔にまとめることができました。
 自分の意見もはっきり示すことができています。
<第二段落>
 第一の理由と体験実例を書くことができました。わからなかったことがわかるようになったり、できなかった問題が解けるようになったりするという体験を通して、自分が成長していることを実感できるのですね。だからこそ、学習は、本来、面白いものだと言えるでしょう。
<第三段落>
 二つ目の理由もよく考えました。最初からつまらないと思ってやる勉強は、結局は身につきませんね。自ら進んで、前向きな気持ちで取り組む方が勉強もはかどるでしょう。
<第四段落>
 反対意見に対する理解、名言の引用ともによくできました。

☆彡 進級テストは合格です。おめでとう! ☆彡
                               

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