創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自分からやる勉強   なまず

 人間の障害は物事を学び続ける果てしない旅である。何事かを学ぶことができるというのは、生物として優れた能力を持っているしるしらしい。猫や犬も学ぶことはできるが彼らは、早い時期に学ぶことをやめてしまっているように思われている。しかし、人間はいつまでも学び続けることができる。人間が味わう充足感や感動の大半は、ものを学ぶことから生まれるのではなかろうか。学ぶことは自分から進んでやるべきだと思う。(構成図)(是非の主題)
 第一の理由に、人にやりなさいといわれる勉強はとてもつまらないからだ。私も、宿題をやりなさいといわれたりテスト勉強のことを聞かれたりすると愉快な気持ちではなくなる。今、自分は遊んだり本を読んだりしているのにそんなことを言われるのは誰だっていやなことだ。でも、それなら言われないように努力すべきだ。つまり、自分から積極的にやればいいのだ。積極的にやっていればだれにもやりなさいなんて言われずにすむ。もし、言われたとしても「もうやった」と言えばいいだけだ。やりなさいといわれる人は大体はいつもやらないからではないかと思う。とはいっても私もいつもやりなさいと言われる。そのたびに、頭に残らない勉強をする。このような勉強ははっきり言うと遊んでいるのと同じである。ただ適当にやっている振りをしているだけである。だから、自分から積極的に勉強をすることで、本当の意味の勉強ができるのではないかと思う。(第一の理由)
 第二の理由に、勉強とは自分のためにやるものだからだ。親にやりなさいといわれたからやる、テストでいい点とるためにやる、友達に勝つためにやる。これはすべて間違っている。本当の勉強する意味になっていない。やりなさいといわれたからやるというのはただやっているだけであり、何も意味がない。テストでいい点をとるためにやるというのも、社会に出て実際に使えなければ仕方がない。友達に勝つためにやるというのは、僕の中では一番間違った考えだと思う。友達に勉強で勝ったって人生で何も役に立たない。一時の満足で終わる。勉強は、元はといえば自分の生きていく上での知識、自分の将来のためにやるものだ。友達に勉強で勝っても、友達は友達、自分は自分である。現在は中学校になると、テストで順位を出すが何も気にする必要はないと思う。たくさんの人は友達を大切にしなければならないという。だから、勉強で競い合う必要などないと思う。それでも、順位を出すことで目標ができるのかもしれない。どちらが正しいというのはないと思う。でも、とにかく勉強は自分のためにするものでそれ以外の目的はあまりないと思う。(第二の理由)
 確かに、勉強は面倒くさい。しかし、「人生楽あれば苦あり」という言葉があるように勉強を一生懸命やれば明るい将来が待っている。これは間違いないことだ。今日は勉強している最中に母がお菓子があるといったのでお菓子を食べてからまた机に向かった。(反対意見への理解)(名言の引用)(是非の主題)

   講評   kaki

【1段落目】
要約のあと「学ぶことは自分から進んでやるべきだと思う」と自分の意見が書けました。
【2段落目】
「人にやりなさいといわれる勉強はとてもつまらないからだ」と、1つ目の理由が書けました。実際につまらない気持ちのままで勉強をして、結果的に身についていなかった体験が書けたね。その体験をもとに、積極的に勉強をすることの利点を述べたところが上手です。
【3段落目】
「勉強とは自分のためにやるものだからだ」と、2つ目の理由も書けました。何のために勉強をするのか、いろいろな角度から考えることができたね。とくに「友達に勝つためにやるというのは、僕の中では一番間違った考えだと思う。友達に勉強で勝ったって人生で何も役に立たない。一時の満足で終わる」という意見は、成績の順位が出るという中学生になっての実体験が込められているね。
【4段落目】
「確かに」のあとに反対意見にも触れ、「しかし」のあとにぴったりの名言が入って、自分の意見に戻ることができました。最後は、なまずくんお得意の「動作での結び」でしめくくれました。できれば、動作での結びの前に「だから、私は、学ぶことは自分から進んでやるべきだと思う」という文を入れてみよう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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