低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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自己中心的にはならず、 ここあ
自国の利益ばかりではなく、他国のことも考え、全地球全体の利益を優先することの大切さ。自分のことを犠牲にしてまで、人の事を考えられる人は、信頼のおかれる存在となる。逆に、自分の都合ばかりで相手の都合や気持ちを考えられない人、そんな人はいわゆる「自己中心的」な人という目で見られることとなるのだ。特に、団体行動などの場合だと、皆の都合が一致することなどまずもって無理であろう。しかし今、世界にはこのような「地球全体の利益」を優先することが求められているように思われる。私は、自国や自分の都合だけでなく、相手の気持ちや他国の事情などを把握し、相手の利益まで考えることのできる人間になりたい。(生き方の主題)
そのための方法として、第一に、まず自分の意見を具体的にはっきりと持つべきである。(第一の方法)自分の意見や都合などが分からないまま、相手に都合を合わせるなどということは不可能である。そもそも、全体をよくしていきたいのなら、意見が出ないことには話し合いも進みやしない。自分の意見をだし、積極的に話し合いの場に参加することで、新しい可能性や発見、良い案も生まれてくるのだろう。
また、第二の方法としては、周りの状況を読み取れる力をつけることだ。(第二の方法)周りに合わせる時にも、この力はおおいに役立つ。人の意見には様々なものがある。そのどの意見者にも納得できるような案になるべくするために、話し合いが行われるのである。なので、周りを見渡すことによって、その様々な意見に耳を傾けることによって、相手の意向に沿えるように微調整や修正を加えたり、また別のいい案にしたりと、いろいろと出来ることだろう。
確かに、自国の利益はもちろん大切だ。しかし、「私たちの幸福が、他の人々の不幸にに支えられているのであってはならない。」という名言があるように、私は常に、全体の利益を考えられる……そんな人間になりたい。(反対意見と名言の引用)
講評 koni
【複数の方法】 方法を2つ挙げることができました。
【体験実例】 1つ目の方法の後の実例では、自分の意見を具体的に持つ方法まで言及していくといいよ。そのためには、どんな教育を受けたらいいか、学校にできること、親にできることは何か、考えてみるといいね。現役中学生から出てくる意見は貴重だからね。
2つ目の方法の後の実例は、「話し合う」「周りを見渡す」と具体的な方法を挙げていてすばらしい。よく説明もできています。
【ユーモア表現・名言の引用】 よくできています。
【生き方の主題・反対意見の理解】 ばっちり。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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