国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   体育の   いちごちゃん

 「ルンルンルン」
今日は体育の時間てつぼうだからさかあがりするかなぁ。するといいのになぁ。
さいしょはてつぼうにぶらさがり、できれば、手を曲げることをしました。わたしは、さか上がりをしたくてたまりませんでした。だから、もしさかあがりをじゅぎょうでしなかったら後で、さかあがりをしようと思いました。
 次はぶたのまるやき。わたしが、これをすると、名前の通りになります。だってわたしは・・・・ブタだから。
 次はつばめ、ふとん、前回り、こんな風です。わたしは、これをするとき一番高いてつぼうで、クラスの中で一番にできました。だからとてもうれしかったです。
 次は、前回りのちゃく地の時にしずかにおりる。というので、それもさっきの高いてつぼうでできました。そして、ゆっくりなにも音をたてないでできたので、先生に
「カンペキ!!!!」
と、言われたのでこんどはさっきよりももっとうれしかったです。
 でも、けっきょくさかあがりはしなかったので、じゅぎょうがおわってからちゃんとできるかたしかめると・・・。ちゃんとできました。
 帰ってからママにこんなことを言っていました。
「ママ、さかあがりとか、ばくてんとかできた?」
「ううん」
「さかあがりは練習とかした?」
「ものすごくしたよ。一回練習しすぎて、回る時に手に力がはいらなくて、足だけ上がってまるでブルドーザーでひかれたみたいに、鼻から口をすりむいてけがしたよ」
「ひえぇーー」
わたしはその言葉を聞いてそうぞうするとこわくなってしまいました。もしわたしが、ママのような運動オンチだとそんなに長くどりょくできなかったと思います。そして、よかった。体そう教室に行ってちゃんとできるようになって。運動ができなかったら体育の時間がとってもくつうだと、思いました。
 でも、わたしはさかだちができません。でも、ママはできるのです。だから、すごく、すごくくやしくてたまらなかったです。
 わたしが、ママに体育のことを話すといつも
「ママに ここは になくてよかったね。」
と、言われます。

   講評   hira

 いちごちゃんこんにちは。体育の時間のこと、また家に帰ってからのことと同じテーマでちがう話を書けたことで、作文に広がりが出せたね。いろいろな気持ちを言葉にするのが実に上手です。
構成 書き出しの工夫
いい書き出しです。てつぼうでさか上がりがしたくてたまらないのですね。元気ないちごちゃんらしいな
題材 自分だけがしたこと もし・・・だったら
 すごいね。何でも出来ると思っていたけれど、てつぼうも上手なのですね。先生の会話や自分の気持ちがしっかり書けていていい。お母さんの話も大変だけれど、作文の話を広げるのにぴったりの内容(笑)。この「もし・・・」はさすがの出来です! 人の立場で想像するっておもしろいね。
表現 たとえ
 「まるでブルドーザー」とお母さんのたとえもいいね。ちょっとこれもこわいけど(笑)。
主題 自分だけが思ったこと
 さか上がりが出来て良かったと思ったことと、お母さんは出来て自分が出来ないさか立ちのくやしさと二通りの気持ちを書いたのがおもしろいと思ったよ。
合格おめでとう!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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