国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   余裕   あまぐり

 「一心不乱」はすばらしいのだが、「盲目的いちず」が困るのだ。自動車のハンドルにも「遊び」がある。あの遊びがなかったら、ずいぶん運転しにくくなるだろうし第一、危険だ。人生という車にも、この「余裕」「ひま」という遊びがないと危険である。無理やり、知識を頭の中へ詰め込まれた結果、人間本来の好奇心がすっかり消えてしまったのだ。創造がさらに深まれば「思いやり」となって人間関係を創造するのだ。(要約)
 何事にも余裕が必要だ。一番わかりやすい例として挙げるのが服だ。いつも洋服店に行って服を買う。ここで絶対にぴったりでピチピチの服を買わずに少し自分の体に余裕のある服を買うだろう。今ぴったりの服を買ってしまうとあとで成長をするため、その服が着れなくなってしまう。必ず余裕を持って買う。他に、勉強などの例もある。8月30日。夏休みに宿題に何の手もつけてない。宿題をためるにためた。僕は朝、起きてすぐ宿題に取り掛かろうとしたがあと一日という間近に控えた提出日にあせりと恐怖感が残された。あと意に地にで終わるのかという思いで宿題に取り掛かった。最初の方は思ったより順調に進んでいった。一時間、二時間、刻一刻と時間は過ぎていく。「やばいよ〜。やばいよ〜。」僕はその言葉とあせりだけが残される。そのうち僕の手が止まってきた。何かをしたくてしょうがない。僕は一階に降りてテレビを見た。そこでお母さんに見つかり「光〜。宿題終わったの?」「終わってないよ〜。」僕はその言葉を告げ二階に上がった。だけどやっぱり手が進まない。そこで気分転換に外に出て走ることにした。その宿題の疲れを吹き飛ばすように思い切り走った。たくさん走った。僕はもう一度宿題に取り掛かる。すると先程のことがうそのように宿題が進み。あっという間に終わってしまった。やはり気分転換や余裕などは必ず必要なのだ。この適度な休憩や気分転換、余裕を持つことで勉強や芸術などの効率が上がるのだ。
 余裕とは人間にとってあせりを持たせないものである。無理やり頭の中にいろいろなことを詰め込まれると人間本来の好奇心がなくなった。「過ぎたるは及ばざるごとし」というように何事にもやりすぎというのは良いものではないといえよう。

   講評   jun

 要約は、うまくまとめました。何をするにも余裕を持つということは大切ですね。時間にも場所にも頭にも心にも余裕が必要です。余裕のない毎日を過ごしていると、疲れてしまいますよね。
 実例は、服の例と宿題の例を挙げることができました。わかりやすく、途中で段落を分けるといいですよ。夏休みの宿題をためてしまい、あと一日という間際になって、やっとのことで片付けたのですね。この体験実例は、非常に説得力があります。途中で気分転換をしたからこそ、無事に宿題を終わらせることができたのでしょう。張り詰めた気持ちのままで続けていたら、どんどん能率が落ちて、終わらせることができなかったかもしれませんね。
 結びは、ことわざを引用しながらまとめることができました。

▲「無理やり……好奇心がなくなった。」という一文は、最後が過去形になっているところが不自然なので、「無理やり……好奇心がなくなってしまうだろう。」などとするとよいでしょう。
                       

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