創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
h29-j2t ハチロク
百年以上家具を使ったという例は別にめずらしくはない。経済面から考えた効果は、実のところ「百年使う家具」のもっとも重要な要素ではない。無垢の木でできた質の高い、テーブルやデスクや書棚を生活の中に入れてみると、人間の意識が変わるのだ。薄っぺらな合板(ごうばん)と無垢の天然木は存在感が違う。なにしろ木というものは、種から発芽して数百年かこれは人間を筆頭とする動物には、絶対に見られないことであり、この木の生き方こそ、二十一世紀という環境の世紀のためにもぜひとも我々人間はまなぶべきだろう。 確かに新しいもののほうが機能的に良い。長い歴史が刻まれた古いものには温かみが感じられて良い。僕が松山の道後温泉に行ったとき、和を感じた。昔の1000円札の顔、あの夏目漱石が入ったといわれているお風呂があったり、天皇陛下の入った部屋など昔のまま保存されているものも多かった。松山駅前から、道後温泉まで行くのに路面電車に乗っていく。新しい車両もあるが、中には昭和26年から走っている電車もあり、中は木造で、本当に昔の電車といったつくりをしていた。関東の電車は、アルミとかでできていて、新しいデザインだが、やはり昔の木造の方がいい。(毎日通学で乗って通学してもいいと思う笑) しかし、新しいものにも良さある。携帯電話にしても、CDプレーヤーにしても新しいものの方が使いやすい。そのデザインや機能などに魅力があるからだ。車にしても、昔の車はステアリング操作が重い。今の車はステアリングの動きをアシストする機能(パワーステアリング)がついているため運転しやすくなっている。機能性の比較をすると、マツダのRX−7で比較すると新型と旧型では、新型は機能が物凄く上がった。デザインは旧型のほうが人気が高いが、機能は格段にアップしている。 確かに古いものにも新しいものにもそれぞれ良さがある。総合化。しかし、いちばん大切なことは、名言、大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である。という名言もあるように見かけに惑わされず、それぞれの持つ本当の良さを見る目を養うことである。
講評 nane
段落は、音声入力の段階で入れておくといいよ。
道後温泉の話は具体的。こういういろいろな経験が作文の話題を豊富にするね。特に、ハチロク君は、自分の経験や知識をよく作文に生かしている。
新しいもののよい例も具体的。パワーステアリングなどは、確かにいい実例。昔の車のハンドルは結構重かった。
総合化もよくまとめた。外見ではなく中身である、と書いたあとに、「例えば」と続けてみよう。第四段落も150〜200字ぐらいの長さでまとめてみよう。名言は、ひととおり読んで覚えておくと、将来自分で作るときに参考になる。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |