低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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比喩 いまの
この詩のいのちは、美しい願いごとのようにというすばらしい「比喩」にあると言えるだろう。この詩を読むと、いつも光さす空を見てみよう、紙風船が落ちてくるのに目をとめるより、何度も打ち上げるそのことにそのことに生きる証を見つけよう、というような祈りに似た詩の心が伝わってきて、励ましさえ感じる。比喩を、日常の会話でも効果的に使うと、表現が生きてくる。「赤ん坊が激しく泣く」というより「赤ん坊が火がついたように泣く」、といったほうが印象の強い表現になる。フォークボールを投げるというような肉体的な技術は、その動きをやってみせることが最上の、それ以外にない教え方だと思っていましたが、そこに比喩が大きな働きをするなんて!<要約>私は、比喩を使って言葉の使い方を深くすることは良いと思う。
第一の理由は、数字や自分の感覚よりも実例のほうが伝わりやすいからだ。例えば、その場にいない友達をある人に紹介するときは、自分の感覚でいってもどんな人か伝わりにくい。だからAさんのような見た目で、B君のような性格で・・・、と説明していったほうが、相手には分かりやすい。もし、私の母を紹介するとしたら、まるでパグみたいな人だ、というだろう。やっぱりたとえを使った方が説明しやすいと思う。
また、第二の理由としては、比喩を使うだけでその人の感性が伝わるからだ。例えば、人気な本というのは一つに限られてくる。それもその本の作者の感性によるものだと思う。感じたことをそのままに書いていて、読者が共感できるような、本は人気が高い。良い比喩を使う人は、やはり感性の高い人だと思う。
確かに正確なデータや数字を表さないと判断しにくいという意見もある。しかし「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである」という名言があるように、比喩を自分の中にどんどん取り入れそれを使っていきたいと思った。だから私は、比喩を使って言葉の使い方を深くすることは良いと思う。だから、たくさん本を読んで、良い表現を取り入れていきたい。
講評 komiko
いまのちゃん、こんにちは! しっかりとテーマに合った体験実例を書くことができました。自分らしい気持ちのこもった「比喩」を入れることができましたね。
「要約」は、バランスよく大事な文をぬき出せました。その後の「是非の主題」に続く「理由一」では、「数字や自分の感覚よりも実例のほうが伝わりやすいからだ。」と挙げてくれました。ここでは「〜たとえを使った実例の方が伝わりやすいからだ。」と言葉を加えるとよりよくなりますよ。「体験実例」としてお母さんを説明するときの「まるでパグみたいな人だ、というだろう。」と素敵な比喩を用いることができています、よかったですよ!「理由二」では、「比喩を使うだけでその人の感性が伝わるからだ。」として「社会実例」として人気のある本を書く作者はとても比喩表現が上手であることを挙げてくれました。「良い比喩を使う人は、やはり感性の高い人だと思う。」と「途中の感想」も書けてぐっと文章がしまりますね。第四段落では「反対意見への理解」「名言の引用」「是非の主題」と展開して「これからの結び」で「だから、たくさん本を読んで、良い表現を取り入れていきたい。 」と書いてくれました。ここでは言葉を加えて「これから私は、たくさん本を読んで、良い表現を取り入れていきたい。」と できるともっとよくなりますよ。
次は、六月二十五日(月)に清書です。「暗唱チェック」も出しますので長文の始めの三百字の暗しょうにチャレンジしてください
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