創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「国際感覚があると」を読んで   さくら

国際感覚があるということは、単にペラペラと外国の言葉を話し外国の人と無駄なくコミュニケーションがとれるというような容易なことではない。そんなとときに私たちは自国の利益だけに縛られずにもっと何においても共通して述べられるような視点から考えて想像できるかどうかが課題となってくるのである。そして地球に住んでいる人ということは人類であると同じで地球に住んでいる私たちを守っている一番普遍的な定めだと言い切ることができるかも知れない。だから、私は自国の利益だけではなく地球規模で物事を考えられるような人間になっていきたいと思う。
 第一の方法として、自分の意見をしっかりと持つことがあると思う。私の学校では「選択体育」というのがあり決まった幾つかのスポーツの中から自分のやりたいものを一つ選ぶと授業がある。その時は
「バレーボール・バスケットボール・サッカー」
の三つの候補があった。私は良く仲良しの四人で活動を共にする。そこで今回も四人とも同じものを選ぼうということになった。私以外の三人は皆バスケットボールがやりたと言っていたが私が一番やりたかったのはバレーボールだった。私は結局自分の意見をいうことが出来ず周りの意見に流されてしまい、
「私もバスケットボールをやりたい」
と答えてしまった。やはり、こうやって場の雰囲気に流されてしまうと将来も自分のやりたいことちゃんと主張できないと思う。ゆえに自分の意見を持って行動するということは大切であると思う。
 第二の方法としては広い視野で周りを見渡すということである。去年の夏、私は部活で自分の走りを磨くために友達何人かと一緒に走りこんでいた。ある子は友達に自分の走りを見てもらってアドバイスをもらうといっていたが、私は自分の走りは自分が一番良く分かっていると思いこみ一人で黙々と走り続けていた。自分には腕の振りが足りないと思いとにかく腕の前後に振ることだけを意識して走っていた。しかし何度走ってみてもタイムは伸びず苦しくなるだけだった。仕方がないので最後には友達にフォームを見てもらうことにした。すると友達は
「桜は、足が上がってないから足でお腹をけるようなイメージで走ってみたら。そしたらタイムあがると思うよ。」
というアドバイスをくれた。私は半信半疑でもう一回走ってみることにした。すると、友達の言った通り、さっき走ったときよりも確実にタイムもあがり気持ちよく走ることが出来た。私は、ここで友達に聞いて自分以外の意見を参考にすることは大切だなと思った。やはり広い視野で全体を見るということは重要であると思う。
 確かに、自分の意見を持つことも広い視野で周りを見渡すこともどちらも大切である。しかし
「私たちの幸福がほかの人びと不幸に支えられているのであってはならない」
という名言があるように、自国の利益だけでなく地球全体の利益も考えていられる人間になりたい。(反対意見への理解・名言の引用)

   講評   sarada

 自分の意見をしっかり持つという方法の【体験実例】で、
 こうやって場の雰囲気に流されてしまうと将来も自分のやりたいことちゃんと主張できないと思う。
のあとに、「自分の考えを持たずに周囲に流されているだけでは、全地球の利益など考えることができない。」 とつけ加えると主題に結び付くね。
 広い視野を持つべきだという【体験実例】は、とてもよく理解できます。自分の考えだけでは、限りがあるものね。
 【反対意見への理解】 は、方法を否定するのでなく、
「確かに、自国の利益を守ることも大事である。」
と、この部分に共感を示さないといけないね。


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