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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   会話に潜む「比喩」   こゆき

 「月とスッポン」ということわざ自体、月とスッポンという非常に遠い物を結びつけて、「月とスッポンのようだ」としているために、長くわたしたちの印象に残ることとなったと私は思います。比喩を日常の会話でも効果的に使うと、表現が生きてきます。また、比喩は詩歌で古来重要な働きをしていました。他にも比喩は、フォークボールを投げるという肉体的な技術でも大きな働きをする。<要約>
 比喩は大切だと思う。その第一の理由は、日常生活のさまざまなことを表すときに、とても役立つからだ。小学校の頃、私達が体育で外から帰ってくると、教室の中はクーラーの涼しい風でいっぱいだった。私達にとってはオアシスだ<例え>。
「まるで天国だ!」
友達と笑った。でも逆に、中学校ではクーラーもなにもない。
「・・・地獄だよ・・・。」
と項垂れる。一見普通の会話だが、ここにも比喩は使われている。他にも、リンゴを見て「梨みたい。」
というのも立派な比喩だ。このように、比喩では、私達の生活の会話でたくさん使われる言葉なのだ。<第一の理由>
 第二の理由は、物事を表す時に印象に残りやすいからだ。まるで綿菓子のように、青い絵の具に白い絵の具をこぼしたような空、など、私が昔に読んだ比喩は、今でも思い出せる。それぐらい印象的なのだ。ただ「赤いセーター」と言っても、赤にはいろいろな赤がある。数人がそれを聞いたら、一人一人思い浮かべるセーターは違うだろう。だが、「リンゴのような赤いセーター」と言ったら、少なくとも十人中九人は同じ赤を思い浮かべるだろう。そして、後者のほうが、分かりやすいが故に、より鮮明に、印象的に頭に残るのだ。<第二の理由>
 確かに、比喩を使わないで率直に言った方が分かりやすい時もあるかもしれない。しかし、辞書のような人間になることではなく、辞書のうまく使えるような人間になることが勉強の目的である、という名言があるように、比喩をなるべく多く活用していくことがたいせつである。<是非の主題>

   講評   koni


 ていねいに清書できましたね。

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