創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   Goes up !!   本因坊

https://www.mori7.net/oka/tennsaku.php?tori=eheto&nenn=2009&yama=ma&tuki=06&syuu=3&page=1&y_t=y&b=&r=y   紙風船の描くコースを想像してもらいたい。プカーと上に上がってある程度の高さまで上昇すると、また、下に下りてくる。これは、紙風船でなく、どんな物にでもいえることだと思う。物には、万有引力の法則というものがある。これを地球で考えると、物は必ず上がったら落ちてくる。しかし、これを人間の生活に当てはめてみよう。すると、これにぴったりと合う物が必ずあるはずだ。一度落ちてきても、挫けずに、何度も打ち上げることが大切だ。人生、挫折はつきものだ。しかし、それを乗り越えることに意味があるのではないだろうか。この、落ちてきた物はもう一度、今までよりも高く高く空に向かって飛び立たせようとするのには、良い物があると思う。(構成図)
 まず、いつまでも挫折のままでいれば、辛い人生を歩むことになる。それを乗り越えてもう一度挑戦してみることが大切だからだ。一度挫けてそれでもう全て終わりではつまらないではないか。出来なかったことにもう一度挑戦してみる、これは、人間誰でも一生に一度は体験するものだと思う。今、世界中で次の世界大会のために様々な種目の、大勢の選手が日々努力を重ねている。もしも金メダルを取れなかったとしても、次の大会へと向け、日々努力を続けている。自分の努力を怠っておいて、もう自分はだめだ、と自己否定するのは良くない。物事には、勝ちがあって負けがある。このことにこそ、価値がある。(ダジャレ 笑)いくら成績が悪いからといって、自分を責めてはならない。絶対自分にも良い点は数え切れないほどあるはずだ。今度はそれを、自分の心の中で、どこまで行けるか紙風船を打ち上げるように挑戦していくのだ。(理由)
 また、負けたからといって、ずっとマイナスの気分でいたら絶対に次に繋がらないからだ。戦後すぐの日本の話に、こういうものがある。アメリカに大敗し、全国民が絶望感を味わっていたと思う。その時、軍人も自分が悪いと勝手に判断し、自殺をしてしまう場合も多くあったそうだ。しかし、こうして自ら命を捨てていく若い軍人を見かねた年配の軍人が、こういったそうだ。「君たちが生き続け、これからの日本を復興していこう。長い歴史の中で、勝つこともあるが負けることもある。いつかは日本がアメリカにも勝てる日がくるかもしれない。だからその日のために命を絶対に粗末にするな」と。日本人は挫けたとしても、それをすぐに捨て、しっかりと新たな一歩を踏み出せる人間だ。この気持ちを強く、高く持っていてほしい。
 もしも野球の試合で負けたとしよう。その時にその試合の中でどこが悪かったか、という反省会を開く。確かにそれも大切な部分はあるが、実際に考えてみると、いくら反省会を開き、どこが悪いと意見を言い合っても、結局は、もう終わった出来事なのだ。大切なのは、その失敗をいつまでもくよくよしているのではなく、次に向かって一歩を踏み出すことだ。失敗は成功の母。正に、これそのものだ。そして、最後に一言。こんな、失敗したことを次に生かさず、ただ落ち込んでいるだけの人間でいいのか、我々は?(確かに)

   講評   nane

 構成図は、白紙に書いた方が書きやすければそうしよう。本当は、白紙に自由に書いた方が発想が広がる。
 書き出しを単なる要約でなく、自分なりに説明したところがいいね。物事を人生にあてはめて考えるというのは、これからもときどき出てくる。
 「勝ち」と「価値」をうまく結びつけたね(笑)。
 反対理解は、重要。「また打ち上げればいい」とは言っても、やはりなぜ落ちてきたのかを反省することが必要なときもある。
 失敗をしないようにする、しかし、失敗したらすぐに気を取り直して立ち上がる、そういう切り換えが大事なのかもしれないね。
 自分の体験も思いだして入れてみよう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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