創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
知識の使い方 まーくん
物を見たり、考えたりするときは、いったん知識をどかしておいて、自分の本心でその物について考え、その考えた時に出た直観を大切にし、そこで、先ほどどかしていた知識というものを使って、自分の考えを深めていくことができる。このように知識は使うべきではないか。僕は、知識に縛られずに、自分の考えを大切にし、知識の使い方を工夫することはとても大切だと思う。 その理由は第一に、知識に縛られていると、自分の考えが見えなくなる用になると思う。僕は毎週、「言葉の森」で作文を書いている。そうすると、時々授業までに準備が間に合わない時が出てくる。それで、ついつい、テキストのヒントや解説が書かれている、左ページを見てしまうのだ。こんなことをやった週には、必ず作文がうまく書けない。どうしてだろうか。おそらく、解説というのは、テキストの筆者の考えであり、自分の考えではないので、うまく書けないのではないだろう。知識を得てしまうと、このように自分の考えが得られなくなってしまうのだ。 第二の理由として、知識に縛られていると、偽の情報も信じてしまうというのが考えられる。某テレビ局の番組で、宝物の値段を鑑定するというのがある。この中で、有名な壷の鑑定士が、「この壷は一億円です。」 と言うとする。そうすると、本当は千円のつぼでも、みんな、「素晴らしい、本当に一億だけはある。」 というだろう。このように知識は、便利そうで、とても怖いものでもあるのである。 確かに、知識を持っていると楽な時もある。しかし、「行動するためには多くのことに無知でなければならない」という名言のように、知識と言うのは、使い方を工夫すれば、すごく便利なのに、自分の欲に走ったり、使い方を失敗すると、とても怖いものになるのである。僕は、知識をうまく使いこなせる人になりたい。
講評 mae
いい清書が書けました。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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