創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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比喩表現の効果 ハッピー・クローバー
私は、比喩表現を大切にして、その効果を生かしていくべきだと思う。
第一の理由は、比喩表現を使うと、印象的に分かりやすく表現できるからだ。物の大きさを、何センチメートルと表すよりも、「消しゴムの大きさぐらい」とか、「身長の半分ぐらい」と比喩表現を使って表したほうが、分かりやすい。
第二の理由は、いちいち技術的なことを説明していては、まわりくどいからだ。私は、バレーボール部に所属している。私は少し前までサーブが下手だった。いつもミスをしてしまって、決定率は五十パーセント以下ということも多かった。ある時、先生がサーブについてのアドバイスをくれた。私は今まで、遠くにいくように勢いよく打とうとしていたが、先生は
「あくまでも、ボールは相手チームのコートに運ぶ感覚でね。」
と教えてくれた。そのアドバイスは、とても分かりやすかった。その、アドバイスのおかげで、この間の試合では、サーブをノーミスでできた。もし、先生が「ボールは手首のどのあたりに当てる」とか、「強さはこのぐらい」など、技術的なことを、長々説明していたら、どうだったであろうか。比喩表現は、ぱっ、とすぐにイメージでき、分かりやすい、説明も、手っ取り早く終わる。
確かに、数字や技術的なことで、正確に伝えたほうが適している場合もある。しかし、「問題とは、そこにあるものではなく、自分が作るものである。」という名言もあるように、相手に分かりやすく、イメージしやすく伝えるために、自分が分かりやすい比喩表現を考えて、伝えることは大切だ。比喩表現は物事を分かりやすくイメージするのにとても大きな役割をしている。これからも比喩表現を大切にして、その効果を色々な面で生かすことが重要だ。
講評 naruko
ハッピー・クローバーさん、こんにちは。
読解問題は、今回もしっかり取り組めましたね。清書は、体験実例をうまく入れ替えて、とてもいい作品に仕上げました。
いよいよ夏が近づいてきましたが、新学期も楽しく作文を書いていきましょうね!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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