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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   物事の見方と知識   なまず

見てから知るべきである、知ったのちに見ようとしないほうがいい。われわれは「知る」ということをとても大事なこととして考えている。しかし、その予備知識や固定観念が帰って邪魔になることがある。われわれは知る必要がないのか、勉強する必要もなく、知識をうる必要もないのか、と問われそうだが、これもまた違う。自分の感性を信じつつ、なお一般的な知識や、他の人びとの声に耳をかたむける余裕、このきわどいバランスの上に私たちの感受性というものは成り立たねばなりません。私は、見てから知るから自分の脳が鍛えられると思う。(是非の主題)(構成図)
 第一の理由に、自分の考えが生まれないからだ。たとえば、学校で理科の実験をするときに、もし結果がわからない状態でやると、予想をたてる。わかっている状態でやると予想はたてられない。なぜなら結果を知ってしまっているからだ。結果にとらわれてしまって、予想などたてられないのだ。予想をたてる人はいろいろと考えて根拠があるかないかなど頭を猛スピードで回転させる。そして、結果を知ったときに驚き印象がつく。文字で書いてあるものをただ覚えるだけだと印象がつかないだろう。誰も最初はいろいろなことを考える。ひらがなの「れ」がカンガルーに見えるという小さな子だっている。それと比べて知識を持つとそれはただの「れ」だと、あっさりしてしまう。見てから知るべきというのは、いろいろ考えたのちに結果を知りなさいという意味なのだ。(理由/構成)
 第二の理由に、知識にこだわると成長するようで成長しないからだ。だれだって、物知りの人は大人に見える。しかし、問題集をやって答えがそうだったから、という物知りはただ流されている人に思える。地球を中心に太陽が回っている。というアリストテレスの天動説がある。今、この解答をテストに書けば減点される。しかし、昔はこの考えで通っていたらしい。今の世界のように地球が太陽の周りを回っているという考えは信じてもらえなかった。この世の中にいるすべての学者が正しいわけではない。問題集をやって実験の答えを知ったってそれが、100万分の1の確率で答えの印刷ミスをしていたかもしれない。見てもいないのにあっさりと答えはこれに決まっていると決めつけてはいけない。自分の考えを出し、一般的な知識を身につけ、他の人びとの意見に耳をかたむける。これをしないと人間はなかなか成長しないのだ。(理由/構成)
 確かに、知識を知ってから物事を見れば、効率が良いかもしれない。しかし、「行動するためには多くのことに無知でなければならない。」という名言があるように知識にこだわらず、自分の考えで物事をありのままに見ることは大切だ。知識を知る前に物事を見るのは自分の考えを成長させる大切なものだと私は思った。今日、コンビニで虹を見た。雨あがりに虹が出やすいんだなと思って眺めていた。(反対意見への理解)(名言の引用)(是非の主題)

   講評   kaki



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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