低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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高校1・2・3年生
チーム日本人VSチーム外国人 ★takenoko★
「そこを何とか」という言い方は極めて曖昧である。「そこ」とは何をさすのか。「何とか」とはどういうことなのか。意訳しても通じまい。日本人は義理人情に絡まれて、どんな明白な拒絶の理由があろうと、相手に熱心に頼まれたら、それを無理に断るのは、何か気が引けるように思ってしまう。実際、「そこを何とか」と言う表現の中には日本人の物の考え方が、実によく表れている。その考え方とは、全ては完全ではない、と言うことだ。
僕が、アメリカに行くと、毎回驚くのが、その文化。(アメリカ人は太っ腹だなぁ)と思える。アメリカはチップがあるけれど、日本はない。日本にもあるチェーン店(SUBWAYとかマクドナルド)に行くと、日本の倍の量!!何と、マクドナルドには、「メガマック」の一個上があるのだ。(僕は、クォーターパウンダーチーズでもお腹いっぱい。)でも怖い一面もある。それは、ハイウェイだ。時速80マイルぐらいまでいい、とか書いてあるし・・・。しかも無料。では、日本は?逆に、高速道路の制限時速40キロ〜80キロ!一般道路と変わらない。ただ、信号が無いだけなのに、お金を取る一般道路・・・という感じだ。例えれば、ある日、日本人とタクシードライバーのアメリカ人のが、話していて、アメリカ人が、
「Not in service!Not in service!」
といっているのに、日本人が、
「そこを何とか・・・お願いします」
みたいに言っていると思えば良い。
というか、日本は優しいので、24時間営業だが、「夜間料金」を払わなければいけない。ということはどっちもどっちなのか・・・。
前、思ったのだが、日本人とアメリカ人の差は何なんだろう。まず、ごまの数をごまかすのが、アメリカ人。繊細なセンサーでもかなわないというほどきちんとやるのもアメリカ人。あれっ!?!?!?「勝ちには価値がある」というのがアメリカ人。「銅賞だった。どうしよう」というのが日本人。「あったかい飲み物があったかい?」と探し回るのがアメリカ人。最初から探して、しみじみとシジミを食べるのが日本人。「しかをしかろう」というのがアメリカ人。「豚をぶたないで」というのが日本人。あせりすぎて、たんすで指を打ったんす、と言うのがアメリカ人。「ねぇ、坊や。寝坊しないでね。」というのが日本人。そう考えると日本人とアメリカ人は、ハトがはっ、と驚くほど差があるのだ。
僕は、人によって人柄が違うんだなぁ、と分かった。
講評 jun
要約は、うまくまとめましたね。日本人の曖昧さはよく指摘されるところですが、確かに欧米人に比べると、日本人はイエス、ノーをはっきり言うのが苦手かもしれませんね。
第二段落は、自分の体験から、アメリカと日本の違いについて書くことができました。実際に何度もアメリカに行っている★takenoko★君だからこそ書ける実例ですね。
ダジャレで日本人とアメリカ人との違いをわかりやすく説明した第三段落は、傑作です。すばらしいの一言です。
結びは、「人によって人柄が違う」とまとめられていますが、ここまで日本人とアメリカ人との違いを書いてきたので、それを前提にまとめることができると前の部分とのつながりがよくなります。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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