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　　　更なる大惨事　　　まかじろう

3ページ目を送付し忘れていました。よろしくお願いいたします。


　この作文の２段落が終わったころに，最後の生き残りだった出目金のキンちゃんがなくなりました。水かえ事件で一度は死にかけもした一匹です。また，作文には書かなかったけれど，一回だけ水かえの時に一時的に入れるバケツに入れるのを失敗して地面に落としてしまったこともあります。二〇〇七年七月二十六日に買ったので，キンちゃんは一年十一ヶ月十日生きました。ギョちゃんは，三十二日短く一年十ヶ月八日生きました。名前を付けてやれなかった黒出目金は三日間生きました。金魚が全部死んでしまったので，とてもさびしいです。
　また，七月七日夜九時過ぎに，メダカの卵がかえりました。泳ぐのがとても速くて，まるで，国語の教科書に出てきたスイミーのようで，また，目で追えないくらいの瞬間移動をします。塩素を抜く薬を少し入れてペットボトルで育ててみることにしました。金魚のような大惨事にならないように大切に育てていきたいです。

　　　講評　　　arare


　お祭りですくってきた金魚の平均寿命は７年くらいだという説があります。金魚を長生きさせるコツはえさをやりすぎないのと、水換えをこまめにすることだそうです。水は全部換えるのではなく半分くらい入れ換える方がいいそうです。

　続けておこった金魚の死を「大惨事」と少しユーモラスに表現することで重苦しい作文にならずにすんでいます。金魚の死を悲しんでいることもきちんと入っていて、ユーモアの中に悲しみが感じられる絶妙のバランスです。おちゃらけた軽薄な文にならない、そういうセンスはとても大切ですよ。

　ギョちゃんが死んだと知らされたときはギョッとしませんでしたか。