国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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試験はやるべきか 本因坊
ふう〜。先週の月曜日から五日間、期末試験があった。中学に入って二度目の定期試験だ。学校では、この試験の一週間前から生徒活動禁止ということを決め、早く家に帰らなくてはならない。部活ともしばらくはおさらばだ。多少、嫌なことには感じるかもしれないが、試験というものは、良い面もあると思う。確かに点が悪いとそれは気が沈むかもしれないが、それはそれで、次の目標へと向かっていける。(良い)
試験があると良い理由の一つは、前にも述べたように、次の目標へ向かえることだ。試験が返却されて、しばらくは落ち込んでいるかもしれないが、そんなことはそう長くは続かない。のどもと過ぎれば熱さ忘れるというように、忘れてしまう。ここでいっているのは、勉強しなくなるということではなく、試験の点だけでずっと落ち込んでいることはないということだ。また、次の試験のとき、もっと頑張ろう、と励みになるからだ。試験を上手く励みに結び付ければ、自分を向上させる良い試験になったといえよう。(言葉)
もう一つの理由は、その試験を受けた人全体のうち、自分がどのあたりに位置するかを知ることができるからだ。そうすれば、次の試験、もっと頑張ろう、と励みになり、理由位置で述べたい上に、より細かな自分なりの目標というものを設置することが出来る。また、自分の悪い点、つまり理解不足や勘違いなどの問題を発見することが出来るからだ。そうすることによって、自分をより?められる。これが良い方向に連鎖していけば、結果として自分にとっての大きな利益となる。(理由 体験 爆)
このように、試験には良い面も沢山あるが、悪い面も多くある。実話だが、他人の試験の点ばかりを気にする者もいた。そして、自分よりも点がいいと、凄いと誉めるが、自分よりも悪いと、馬鹿にするか、もしくは自分の点を自慢する。これは、あまり試験の点を気にしない私から見ると、非常に腹立たしい光景である。試験から、こういういじめのような雰囲気、また、結果として喧嘩を起こしたり、登校拒否などを起こす可能性もないとはいえない。そう、必ずしも試験とは良いものとはいえないのだ。だが、試験をやらねば、勉強に対する目先の結果というものは出ない。確かに目先の結果も大切だ。しかし、目先の結果ばかりにとらわれて、もっと根本的な、大事なことを忘れてはいないものだろうか。(確かに)
講評 nane
書き出しを工夫して書いたところがよかったね。
複数の理由もすっきりしてわかりやすい。
テストの場合は、体験実例以外は書きにくかったかもしれないけど、社会的な例を思い出せたら書いていこう。学力テストのこととか、OECDの国際比較テストのこととか、自分の知っている範囲でね。
結びの反対理解もよく書けた。ここに、名言集から名言を探しておこう。
名言は、自分で「○○はAではなくBである」と作ることもできるけど、その前に最初はどんな名言があるか、そのつど探してみるといい。
書き出しの工夫のあと、結びに、書き出しの結びという工夫をしてみよう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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