低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日0 今日9 合計9
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   日本人のとくちょう   ふっくー

 日本人は相手に熱心にたのまれたら、それをむげに断るのは何か気がひけるように思ってしまう。だから、日本人のノーは、けっして絶対的な否定ではなく、その一部にイエスをふくみ、イエスは、その中にノーの要素をあわせもっている。じっさい、「そこをなんとか」という表現の中には、日本人のものの考え方が、じつによくあらわれている。
 よく答えがあいまいになってしまうのは、「質問」である。たとえば、友達と話している時、
「どぶ池に入るのと、血の池に入るのと、どっちがいい?」
「えー、どっちもイヤだなー。」
というと、
「どっちもはナシ!イエスかノーにして!」
とまるで外国人のようにいわれて、
「えー・・・答えられない。」
「・・・だから・・・。」
と、なる。よく「イエスかノーか半分か」ということがあるけれど、これも、日本人にあいまいな所があるからではないかと思う。あと、これはママから聞いた話だが、私がようち園生の時、あるおもちゃを見つけて、
「ねえ、これかってー。」
と、ねだっていたらしい。だけどママは
「おたん生日になったらかってあげるから、がまんしな〜。」
といったそうだが、私は、
「そこをなんとか!」
といったそうだ。しかしママは、そこをなんとかしたらしつけにならん!!と思って
「ムリムリ、ダメです。」
と断ったそうだ。最終的には、そのおもちゃは買わなかったらしい。
 ところで、けっこう日本の絵本には余白の部分が多い。作家の「かこさとし」の絵もそうである。それとは反対に、外国の絵本は、細かい所までぎっしりと絵がかかれている。ターシャ・テューダーの絵は、奥の方にまで絵がかかれていたし、色も細かく描かれている。日本の絵は、シンプルでわかりやすく、外国の絵は、ぎっしりとしていて、見ていておもしろい、というとくちょうがあるのだ。
 私もよく絵をかくのだが、細かくかいていない。何か聞かれたとしても、あいまいに答えてしまうこともある。だけど、それが日本独特のとくちょうなのだ。私は、この話をよんで、日本人は他の国よりあいまいでおもしろいところがあるということがわかった。

   講評   taimu

 パソコン入力がんばったね。似た話がおもしろく個性のある感想文にしあがったね。この調子で夏休みの課題も片付けよう!
        

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)