国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分を救うあいまいな言葉・返事   ひよこ

 日本人は義理人情にからまれて、どんなに明白な拒絶の理由があろうと、相手に熱心にたのまれたら、それをむげに断るのは、何か気がひけるように思ってしまう。だから、日本人のノーは、けっして絶対的な否定ではなく、その一部にイエスを含み、イエスは、その中にノーの要素をあわせ持っている。
 私も、あいまいな返事をしたことがある。何人かの友達とおしゃべりをしていた時。
「ねえねえ、○○先生ってどう思う?」
「なんかノートのとり方ヘタじゃない?」
 私はそう思わない。けれど何か答えなければならない。
「んー。ふつう……まっ、ビミョーだなあ。」
困ったときは、まるで合言葉のように使ってしまう言葉だ。このときに、
「わたしは○○先生好きだよ。」
と言えれば良いだろうが、その勇気がない。だから、私は「好き」とも「きらい」ともとれる言葉を使ってしまう。
 もう一つ、あいまいな返事をしたことがある。なかなか会えない祖母に会ったときのこと。祖母に手料理を作ってもらった。でも、その中には私の苦手な「にもの」もあった。
「ひよこちゃん、にもの食べる?」
祖母に聞かれた。
「どっちでもいいよ。」
祖母がにものをつがないことを少し願いながら言った。この私の経験のように、「どっちでもいいよ」はわずかな願いと可能性をかけている言葉なのである。
 私は、この長文で、あいまいな言葉・返事は、時には自分を救うこともある、ということが分かった。

   講評   kaki

この夏は、ハリーポッターシリーズを全部読むのかな?
映画が楽しみだね。


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