低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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あいまいな言葉 ムイミー
「そこをなんとか」と 言い方は、きわめてあいまいである。「そこ」とは何をさすのか。「なんとか」とはどういうことなのか。日本人は、義理と人情にからまれて、どんなに明白な拒絶の理由があろうと、相手に熱心にたのまれたら、それをむげに断るのは、何かきがひけるように思ってしまう。日本の画家の特質に「余白」の美というのがある。「余白」の美とは、「甘え」の美、ともいえるわけで、作者は残りの空間を相手にゆだね、鑑賞者は、そこを勝手に想像することで作品を完成させるのだ。
私は、あいまいな言葉を使ったことがある。友達のかなっちに、
「一緒に帰ろう。」
と言われた時のことだ。えっええー。今日は、はるっちと一緒に帰る約束をしてしまったのに。かなっちが、
「お願いー。」
と一生懸命、お願いしてくるので、つい、
「じゃあ一緒に行くか。」
と言ってしまいました。私も、りっぱな日本人ってことか(笑)。
特に、私は、こんなあいまい言葉を使うことがある。友達のみずっちが、メロンパンと、チョコパンを出して、
「どっちのパンがいい。」
と聞いてきた。私は、チョコパンの方がすきだが、みずっちも、チョコパンが好きそうだったので、
「どっちでもいいよ。」
と言った。みずっちも同じ意見なので、ジャンケンで決めた。
私は、あいまいな言葉には、ちょっとした思いやりがある時もあることが分かった。
講評 mae
いい清書が書けましたね☆
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