低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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初めての期末テスト イチロー
七月一日、二日の二日間、僕にとっては、人生初の期末テストがあった。初めてで、範囲も広くて、何をどのように勉強すればよいのか分からなかった。数学と社会のテストの結果はあまりよくなかった。しかし、英語と理科は、なかなかの点数でホッとした。僕は、テストは良いものだと思う。
その第一の理由は、「テストがないと集中して勉強しないからだ。」それにテストすることで今の自分の実力がわかるからだ。普段、勉強をしている時には、分からなかった場所が、発見できるからだ。そして、僕は、テスト期間前、塾で八時間とか十時間勉強した。こんなに勉強に集中できたのは初めてだ。それは、テストという目標があったからできたと思う。テストによって大きく成績が決まるものだから、集中してたくさん勉強が出来たのだと思う。
第二の理由はテストがあると今までの勉強の成果がわかりやすいからだ。僕は、テストを受けて、初めて自分の弱点がわかった。テストをしないと自分では、できていると思い込んでしまって、本当に自分のもっている実力がわからない。実際、僕もテスト勉強をしていて自分では出来ていると思い込んでいた。でも、テストをいざ受けてみると自分では出来ると思っていたものが、出来ないことが多い。期末テストでは実際に間違えてしまった問題も後からやってみたら、出来るようになって、どうして今までわからなかったのだろうと不思議に思うくらいた。その理由は今思うと初めてのテストで時間が気になり、あせって集中できなかったからだ。次は集中出来るように気をつけたい。
「確かに、テストのためだけに勉強するというのはいいこととは言えないし、テストの結果がすべてではない。しかし、テストの良い面をうまく利用していくことが一番大切だと思う。次のテスト対策としてその日授業でやったところを全部、毎日、復習していきたいと思う。そうすれば自分の実力が確実に少しでも上がるのではないだろうか。実力が上がれば点数も上がる。「学問に王道はない」ということわざがあるように急には勉強ができるようにはならない。努力は決して無駄にはならず、努力をこつこつと続ければ、やがてその人の血となり肉となることだろう。毎日の積み重ねが大切だ。一度でいいからテスト全部を百点満点とってみたいな〜と思う。
講評 sarada
「学問に王道はない」ということわざがあるように急には勉強ができるようにはならない。
結びの段落から、今後のイチロー君の勉強への取り組みが変化しそうな気配を感じます。テストは、一つも目標にもなるものね。テストをうまく利用してみよう。
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