低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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カイコのねりけし けん太
アオムシは葉を食べてもセルロースが分解できなくてたくさん糞をする。小さい哺乳類は体重あたりで比べると、非常に多くの食べ物を必要とするから栄養価の低い葉っぱだけで生きていくことはむずかしいから栄養のつまった果実や種子や貯蔵根を食べる。サイズの大きな哺乳類はいくつもの部屋に分かれた胃袋にバクテリアが住んでいてセルロースを分解させて自分の栄養にしている。昆虫が葉を食べるのは飛ばない幼虫の時代で、変態して飛ぶようになったら草は食べずに花の蜜や樹液を吸う。
エサを食べながら糞をする昆虫はアオムシ以外にもカイコ、アゲハ蝶の幼虫、ケムシなどのガや蝶の幼虫だ。現在のカイコのエサはクワの葉をペーストのようにしたまるでソーセージのような、袋に入った人工し料だ。輪切りにして何枚もあげた。新しいエサを入れてエサの上にカイコを乗せてあげると、そのしゅん間からカイコがエサを食べる。
「にいに、もうこんないっぱい食べたよ。」
見てみると三十分くらいで約半分のエサが食べられていた。早いな、もうこんなに食べたんだと思った。エサは緑色なのに糞は黒かった。たまに深緑の糞もあった。出したての糞はやわらかかった。
僕は弟に質問した。
「何してるの?」
「カイコの糞ねってるのー。」
弟はなんと出たてのカイコの糞をまるでねりけしゴムのようにねっていた。僕はびっくりした。ちょっと弟をながめてねりけしのような糞をさわらせてもらった。そうしたらセルロースはなく本物のねりけしゴムみたいだった。
体が変化すると食べ物が変わる生き物がいる。カブトムシ幼虫から成虫、ヒト子供から大人、カエルはオタマジャクシからカエル、トンボはヤゴからトンボに変化する。そうすると食べ物も住む場所も変わる。
昆虫の幼虫はセルロースが分解できなくてたくさん糞をすることがわかった。だからアゲバ蝶の幼虫のいる木は下の地面を見ただけで幼虫がいるかいないか一目でわかる。
講評 mae
いい清書が書けましたね☆
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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