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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然の力と人工の力   なまず

作曲に集中しているとき、不意に、音楽というものが、自分の知力や感覚では、捉えようもない(神秘的な)ものに思われることがある。芸術家とは、幽霊、幻覚、前兆、鐘の音など精霊が流れてくる水路以外の何ものでもない。春の祭りに鳴らされる太鼓の深い響きは、威儀を正した古老のような人格を備えているように感じられる。あの響きの中から聞き取れるものを、少しでも多く聴き出せたらいいのだが、それにはまだ訓練が足りないようだ。私は、自然から学ぶことは普通に勉強して学ぶのと違った大切さがあると思う。
(要約)(是非の主題)(構成図)
 第一の理由は、木がたくさん生えている自然は空気がすんでいるからだ。現在、地球上は二酸化炭素が増加しているなどの問題がある。しかし、この木という自然は二酸化炭素から酸素を作り出すというすばらしいことができる。このことを光合成という。私も、緑あふれる自然の中に入ったとき、空気の綺麗さを実感した。とても気持ちがよく、心がすっきりした。そして、自然は木の働きを直接教えてくれる感じだった。木なんてなくてもと思っていても、実際木と同じ働きをさせるのは人工ではほとんど無理に近いと思う。ただ、酸素を作るというのなら理科で習ったことがあるが、二酸化炭素から酸素を作るというのは聞いたことがない。もし、そういう人工的な機械があったとしても、お金がかかるだろうし、すっきりした感じにもならないだろう。なぜすっきりした感じにならないのか。
たぶん、それは人工的と自然の違いである。もう少し詳しくすると、工場と木の違いではないだろうか。工場はだいたい音を出したり、煙が出たり機械を動かさないと働かない。しかし、自然なら音も出さない、煙も出ない、日光があれば働く。だから、やっていることは同じでも自然界のほうが意外とスムーズにできるということだ。(理由)
 第二の理由は、人間は自然に手伝ってもらっているからだ。自然に手伝ってもらっているというのは、自然を使って何かをしているということだ。例えば、太陽。太陽は洗濯物を乾かしたり、布団の菌を追いはらってくれる。そして、太陽がなければ人類は存在しない。太陽以外にも、そのまた昔は川を使って洗濯をしていた。しかし、洗濯に関しては全自動洗濯機が使われるようになった。そう思うと洗濯物を乾かすのも乾燥機でいいのではないのかと思うがそうでもない。乾燥機はお金がかかる上に、太陽で乾燥させるのとでは少し足りない点がある。太陽の場合だと、お金はただそして乾燥機より気持ちがいい乾き方をする。風呂だって本当は、ペットボトルを黒く塗って太陽で温めればいいのではないのかと思う。でも、それはさすがに大変。そのために、ソーラーパネルという太陽を使って電気を作るというものができた。これは、ものすごくすばらしい発明だ。このように、自然はこんなにも生活を手助けしている。そんな自然を当たり前だと思ってはいけない。(理由)
確かに、自然だけでは生きていけない。そのために人工的な道具や機会が存在する。しかし、「自然はたえずわれわれと語るが、その秘密を打ちあけはしない。われわれはつねに働きかけ、しかもそれを支配するなんの力もない」という名言があるように、人工的な力では生きていけないということだ。だから、私は、自然から学ぶことは大切だと思う。今日も、ベランダに洗濯物が干してあった。やはり、自然の力を借りているんだなと改めて感じた。(名言の引用)(是非の主題)(反対意見への理解)

   講評   kaki

【1段落目】
「私は、自然から学ぶことは普通に勉強して学ぶのと違った大切さがあると思う。」と、具体的に意見を述べることができました。
【2段落目】
自然が人間にもたらす効果を具体的に挙げられました。人間が生きていく上で必要不可欠な「酸素」を自然が作り出すことに目をつけたところがいいね。酸素ボンベという人工的なものもありますが、なまずくんが書いているように、高額で、しかも、生産量に限りがあります。
【3段落目】
「人間は自然に手伝ってもらっているからだ」という表現がおもしろい。日常生活において、自然の力がどう関わっているのか、具体的に書けています。
【4段落目】
便利なものに慣れている私たちが、自然のものだけで生きていくのが難しくなったのも確かです。けれど、大切なのは、人工的なものの裏には、自然の力も存在しているいるということだね。そのことを忘れてはいけません。
「確かに」「しかし」「名言」「だから」の順で、うまくまとめられました。結びの文もうまい!

・道具や機会→道具や機械


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