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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   豊かさの定義   PINK

 貧困な層の定義として使われるのは、一日あたりの生活費が一ドル以下という水準で、極貧としては年間所得275ドルというカテゴリーがある。しかし、こうしたコンセプトは正しいとはいえない。中国南部の少数民族では、100歳を超えて元気な人々が多いことで知られるが、彼らの一人当たりの平均年収は4500円くらいで、一日あたり0.13ドルくらいなのだ。貨幣を媒介としてしか豊かさを手に入れることの出来ない生活の形式の中に人々が投げ込まれる時、金銭を得る以外で食物を得る方法が無くなる。私たちは、豊かさの定義を見直すべきだ。
 そのための方法として第一に、個人の価値観の違いを認めることだ。たとえば、自分の友人との価値観の違いは、たとえお互いが非常に中が良くても必ずあるだろう。このような価値観の差を素直に認め合ってゆくことが、お互いにとって最良の方法なのだ。
 第二の方法として、先進国の方法を押し付けるのではなく、多様な開発援助をしていくようにすべきだ。発展途上国にも、その国にあった方法などがあるだろう。所得が増加することが豊かになることに繋がらない国もあるだろうし、そうすることが結果として貧困を増やしてしまいかねない。
 確かに、生活の向上は必要である。いつまでたっても昔と同じ形式をとり続ける事は難しい。だがしかし、本当の豊かさに気付き、豊かさの定義を見直すことが必要なのだ。豊かさとは、お金の量ではなく真の幸せが感じられることである。(自作

   講評   kira

 PINKさん、こんにちは。文明の発達は科学の発達でもあり、どんなことでも数字で計って評価されるようになりました。いちばんわかりやすい目標になったのが、豊かさの指標です。生産、消費という数字(貨幣価値)で国の活力が評価され、個人の成功は資産、所得で明らかになってきました。先進国と呼ばれる国々は豊かな資産を持ち、発展途上の国々も同じ成長をたどるべきだと考えるようになりました。果たしてそれで幸せになれるのでしょうか。
 価値観の違いを認めることは大切ですね。仲のよい友だちもまた、自分とはちがう好みを持っていることに気づいたとき、自分の思い込みの霧が晴れるような気持ちがしたのでしょうね。ましてや、多くの人々、外国の人々になればなおさら違いはあって当たり前ですね。。
★中→仲
 開発援助のありかたも、与えるのではなく教え導くものでなければ、次につながりませんね。日本は経済援助で多くの貢献をしています。そこに隠れて見えませんが、小さな活動としては開発国に住み着いて苦楽をともにしながら、教育や産業の芽を育てている人々もいますね。その国らしさを生かした発展があるはずです。
 「豊かさとは、お金の量ではなく真の幸せが感じられること」ですね。夢をかなえることが幸せ。でも、その夢はひとりずつちがっているはずです。一方的に押し付けていくのは考えものですね。



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