国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   行動につながる知識を   あほーどり

子供のころに道見迷わなかったのは、地図を使わずに自然と覚えていたからである。しかし、自分のもっている情報と風景画違ってしまうと、自分のいる場所が定位できなくなることもある。動物も風景による定位を行うため迷いにくい。一方、人間は地図という他人の情報を使うため迷ってしまう。
 地図に限らず、人間の作り出した情報は、助けになるものであると同時に、正しい使い方を身に着けなければ逆の結果を招くこともある。
 他人から得た情報を使うことは重要であると思う。
私は、大会があるときやどこか遠くに出かけるときには、インターネットの路線情報のサイトを使い、会場や目的地への行き方を調べる。もし仮にこのインターネットサイトもなく、駅にも何も書いていなければ、遠出や、知らない場所へ行くことは難しくなるだろう。
 信頼性の高い情報をうまく使うことができれば大きな便益を得ることができるだろう。
 しかし、自分で経験し、集めた情報を積み重ねた情報を使うことも必要である。
 他人が発信する情報は、不完全で要領を得ない場合がある。大雑把にしか書いてない地図がいい例である。大きなものしか書かれておらず、わかりにくいものがある。自分で見てはじめて正確に認識することができるだろう。スポーツにおいても、技術やコツを教えられても、個々人に合うとは限らない。自分で自分に合うやり方を考えることも上達する上で重要になるだろう。
 確かに、他人から得た情報を使うことも、自分の経験により情報を積み重ねることも重要である。しかし、本当に大切なのは「夢があるから行動するのではなく、行動するから夢が生まれる。」という名言もあるように、情報を使っていかに行動するかである。情報はそれを知っている、というだけでは意味をなさない。知識を元に行動を起こし、そこから夢が生まれる。情報の得方はともかく、それを、未来につなげるための行動にどう生かして行くかを考えてゆく必要がある。

   講評   hota

 ようやく夏らしい日々がやってきましたが、夏休みはどう過ごしていますか。

 今回の課題も、コンパクトによくまとまっています。
 意見の2、「自分で経験し、集めた情報を積み重ねた情報を使う」は、「自分で経験することによって得られた情報を基にして考える」としてはどうでしょうか。他から得られた知識よりも、自分で得た経験上の知識の方が、より考えて使えるのではないでしょうか。

 あとはよいと思います。現代では、ネットが普及した分、情報を手に入れることはそれほど難しくなくなりました。しかし、その情報をいかに利用するか、また自分なりにどう行動するか、という部分の重要性が増しています。あほーどりくんが結びの段落で「総合化の主題」として書いてくれた通りです。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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