低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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臆病とは・・・ しんご
人間は理由のない不安や恐怖から臆病になっている。自意識過剰といってもよいが、自分の容貌や性格が他人に快感を与えないと思いこみ、人の前に出ても、そのことばかり気をとられていると、それが固いカラになって、自分の持っているさまざまな美点までを被いかくして、ますます自分を人に好かれない人間にしてしまう。友達ができないという理由のなかでいちばん大きいものは、この劣等感、もしくはこの臆病さではないかと思われる。他人から尊重されるには、まず自分で自分を尊重することが第一である。無益な劣等感を棄て、自分は何を無償で人に与えることができるかを考えるとき、よき友達はおのずから作られるにちがいない。そして、自分に自信を持つことは大切だ。
1つ目の理由は、劣等感を持っていると他人を不快にするからだ。例えば、友達と一緒に話しているとき、私は○も△もできないから・・・とやたら愚痴っぽかったら、きっと友達は話す気がなくなってしまうだろう。
2つ目の理由は、自信の中から、他人にお与えることのできるあたたかさが生まれるからだ。私は、色んな事にあまり自信をもてないが、試合などで自分を励まし「やればできる!絶対負けない!!」と心の中でいえば、自然と自分のなかに漲っている強い何かが現われてくる。
確かに、自分の力を過信して尊大な態度になるのはよくない。しかし「他人から尊重されるためには、まず自分で自分を尊重できなければならない。」という名言もあるように、私たちは、自分に自信を持ち信念を持った生き方をすることで、よい人間関係を築いていけるはずだ。
講評 suzuyo
しんごさん、こんにちは。
第1段落
この要約がこのまま課題文なのではないかと思えるくらいよくまとまっています。課題文をよく理解できている証拠ですね。是非の主題設定も良いです。
第2段落
1つ目の理由と具体例を挙げることができました。○と△は具体的な言葉を挙げ、自分の体験として書けると更に説得力が増します。(具体例と体験は違います!)
第3段落
2つ目の理由を挙げることができました。他人へ良い影響を与えることができるという理由を挙げているのであれば、「自分の中に強いものが現れてくる」だけではなく、それが周りにもなにか影響を与える、というところまで書けると良かったです。
第4段落
反対意見への理解→明言の引用→是非の主題への流れはバッチリです。
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