創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   何事も前向きに   なまず

 いったい臆病とはどういうことだろうか。臆病心というものは行為に移る前の筋肉や気分の不安にほかならぬから、完全にそれから立ち直るには体操による以外はない。たしかに人間理由のない不安や恐怖から臆病になっている。自分の容貌や性格が他人に快感を与えないと思い込み、自分の持っているさまざまな美点までを被いかくしてしまう。他人から尊重されるには、まず自分で自分を尊重することが第一である。私は、自分に自身を持つことはとても大切なことだと思う。(要約)(構成図)
 第一の理由は、自分の存在を示すことができるからだ。親や親戚が特別な人であれば、何もしなくても自分の存在を示すことはだいたいできる。しかし、ほとんどの人は自分が動かなければ、自分の存在を示すことはできない。自分から堂々と話をすれば、人には必ず伝わる。それをいつまでも恐れていれば、何も始まらない。おかしい話かもしれないが、自分の一番の味方と言えば、自分なのだ。自分とまったく同じ人間はいないからだ。自分の考えといつも同じ、それは自分自身だけだ。自分が嫌いとなれば、味方がいない。それでは、自分の存在を示すことはできない。自分にプライドがなければ、人に思うように振り回されてしまう。それでは、自分ではなくなってしまう。自分を失わないように、自分にもちゃんとプライドがあれば、「あなたの考えとは違う」とぶつかることができる。ぶつかるということは野球で言えば試合。ぶつかるのを恐れるというのは、試合をする前に辞退するということ。ぶつかって見れば、勉強になることもあるかもしれない。ぶつからないというのは、何も起きなくてつまらないことだ。(理由)
 第二の理由は、劣等感を持っていると、相手を不快にするからだ。何事もネガティブに考えている人は、見ていていやになる。私も実際そうだ。別にいいじゃんという風に考えている人のほうが生き生きとしていて、なじみやすい。自分の目の前に、自分のことをネガティブにいう人がいるときと、とてもポジティブにいるときの気持ちはぜんぜん違う。まず、明るさが違う。ネガティブの人は暗いけど、ポジティブな人は明るい。簡単に言うと、自分の目の前に泣いている人がいるか、笑っている人がいるかの違いだ。私は、笑っている人といるほうが好きだ。いちいち、暗いことばかり考えていると心が疲れてくる。それどころか、壊れてくると思う。それだったら、明るい人と一緒にいたほうが良い。(理由)
 確かに、自分の尊重ばかりしていても快感を与えない。しかし、「何事も前向きに考えたほうが良い」という言葉があるから、自分の尊重ばかりしていても別に損することは特にない。だから、私は自分に自信を持つことは大切だと思う。私も、自信をもって今日もテニスの練習に入った。(是非の主題)(名言の引用)

   講評   kaki

【1段落目】
要約のあとに「私は、自分に自信を持つことはとても大切なことだと思う」と意見が書けました。
変換ミス 自身→自信
【2段落目】
「自分の存在を示すことができるからだ」と1つ目の理由が書けました。
「自分にもちゃんとプライドがあれば、『あなたの考えとは違う』とぶつかることができる。ぶつかるということは野球で言えば試合。ぶつかるのを恐れるというのは、試合をする前に辞退するということ」という話が印象的です。野球にたとえて説明したところに、なまずくんのセンスのよさを感じます。
【3段落目】
「劣等感を持っていると、相手を不快にするからだ」と2つ目の理由が書けました。相手からどう見られるか、という視点から意見を述べたところがおもしろい。
【4段落目】
「確かに、自分の尊重ばかりしていても快感を与えない」と反対の立場を理解する文もできました。「私も、自信をもって今日もテニスの練習に入った」と、動作での結びも上手です。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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