国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自信をもつ良さ   ピプリー

わたし主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出しの工夫 構成。

 いったい臆病とはどういうことなのだろうか。自分の美貌を鼻にかけた美人というものは、いかに美人であっても、他人に快感を与えないものだ。男女を問わず、仕事に熱中しているときの顔がいちばん美しいといわれるのは、邪念から免れているからである。たしかに人間は理由のない不安や恐怖から臆病になっている。まさにアランの言う「対象のない恐怖」であって、そんなことにくよくよするのは全く意味のないことである。だから、私は自信を持つことは大切だと思う。
 第一の理由に劣等感を持っていると他人を不快にさせてしまうからだ。私のクラスにもそういう人がいる。何でもかんでもすぐあきらめてしまい、「もうだめだ・・・。」という言葉と、「ごめんなさい。」と「すいません」しか聞いたことがない。(笑)その一言を聞くと、何故だか私まで謝りたくなってしまう。さらに、そこからだんだん劣等感が広まり、クラス全体が劣等感であふれてしまう。だから、その人とは少し関わりにくい。前、クラス対抗リレーが遊びの時間に設けられたとき。はじめは順調に一位を走り抜けていたのだが、その人が走って、追いつかれそうになると、もうあきらめてしまい、最下位となってしまった。そこから、もうクラスで「だめだ・・。」となってしまい、結局四位の最下位という結果になってしまった。そういう諦めが出ると、へらへら笑って走ってごまかそうとしている人もいた。劣等感にあふれているクラスはもう二度と作りたくないと思った。
 また、第二の理由は自信があると他人へ与えるものが快感となりそこへだんらんが生まれるからだ。今まで、劣等感のある人が多く見てきたが、自信あふれる人は見たことがなかった。しかし、やっと自信のある人に会えた。その人は、皆がダメだ終わりだいっていても、温かい心を持ち、いつも困難を乗り越えてきた。そうやって、引っ張ってくれる人がいて、クラスがどんどん暖かくなっていったのだ。そこからは、クラス対抗の遊びも、勉強も、しっかり出来た。このようなクラスがどんどん続いて欲しいと思った。
 確かに、自信過剰すぎでも嫌だ。私凄い、私美人的な雰囲気を出されてしまうと、ひくし、関わりづらい。しかし、「他人から尊重されるためには、まず自分で自分を尊重できなければならない。」という名言がある。このように、自分に自信を持ち、周りをあたたかくし、よい人間関係を築いていていけるはずだ。だから、私はやはり自身を持つことは大切だと思う。

   講評   yuta

◆要約はいい長さでまとめましたね。「自分の美貌を…(略)…与えないものだ」の文は、「自分の美しくないことに絶えず劣等感を抱いて卑下している人は、他人を不快にする」に替えると意味が上手くつながります。 是非の主題は『自信を持つことは大切だ』。
◆『第一の理由に劣等感を持っていると他人を不快にさせてしまうからだ』。「もうだめだ・・・。」「ごめんなさい。」「すいません」しか言わない人……自分が傷つかないための卑下なのでしょう。しかし、それがクラス全体を劣等感につつんでしまうとは。クラス対抗リレーの例は象徴的ですね。
◆『第二の理由は自信があると他人へ与えるものが快感となりそこへだんらんが生まれるからだ』。“皆がダメだ終わりだいっていても、温かい心を持ち、いつも困難を乗り越えてきた”。その人の自信は、「ダメだ」と言っている人の心の中にしまわれた自信も呼び起こしてくれますね。
◆『確かに、自信過剰すぎでも嫌だ』しかし「他人から尊重されるためには……」という名言がある。『やはり自信を持つことは大切』ですね。
       
▼最後の文:「自身」→「自信」

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