創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   信念を貫く   かまむ

 今、私は、とてもかわいいキャバリア犬を飼っている。その犬を飼おうとしたとき祖母は、プードルか前飼っていたシュナウザーがよかったらしく、店にキャバリアがいないと言うことをしって、
「キャバリアはいないみたいよ」
と言った。両親は仕方がないという感じだった。
「キャバリアは毛がたくさん抜けるんだってね。」
と祖母は念を押した。ちょうどあきらめていて、店を見て回っていたら、空いているケージを見つけた。その奥では、店員達が手の平に子犬を載せていた。母にも見せてあげようと思い、呼んだら、父が、
「あっ。」
と言った。そして見たらケージに、「新しく来たわんこ」と書いてあり、その下に、キャバリアと書いてあったのである。私たちは、自分の信念を貫いていくべきである。
 その理由の一つ目は、自分の信念を貫けば後悔しないことである。私の家にはテレビはない。だからビデオは見られない。その代わりにDVDを見る。そのDVDで私はいつでもどれを見るべきか、迷ってしまう。もちろん父が買った、『U・ボート』は絶対に見ない。それは父の趣味であり、私の趣味ではないからである。そこで私はよく家族に助言を求めるが、そのとき、一人は、
「一人で決めなさい」
もう一人は、
「今忙しい。」
そして最後の一人は私が一番見たくないようなものを提供してくれる。そうして結局は自分で決めるはめになってしまうのである。自分が信念を持たないのに人に頼っていると、いつまでたっても事は決まらないのである、
 その理由の二つ目は、他人に合わせていると、自分らしさがなくなってしまうことである。私は『若草物語』という物語が大好きである。その物語は、長女のメグ、次女のジョー、三女のベス、そして末っ子のエイミーを中心として描かれている。あるとき、次女のジョーは、作家になりたいと思ってニューヨークへ行く。そして自分の書いた話を出版社に送った。出版社は出版するといったがその前にその方が売れるからと教訓的な部分すべて場面が削らされた。ジョーは、乗り気ではなかったが、報酬がもらえると聞いて、引き受けてしまった。しかし話はどんどんひどくなってしまい、しまいには、見るにもばかばかしく、恥ずかしくなってしまい、物書きになるのを一時的にあきらめてしまうのである。つまり、自分の信念に合わないものを書いているうちに、話を書く、という目的から外れてしまい、金儲けのために話を書いていたのだ。
 確かに他者と協調することも大切である。相手の言う一つ一つのことに反対していたらそれは単なる迷惑である。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないとついには、自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言があるように、自分の意志を曲げず信念を貫き通すほうが後悔しない、自分らしい人生を送ることが出来ると信じる。

   講評   kamo

 要約を削り、自分の書き出しを工夫して、感想文をしっかり清書として仕上げてくれたね。いい作品になりました。
 次回は9.1週、進級テストです。合格は間違いないと思うけれど、よりよい作文が書けるようにしっかり準備をしておいてね!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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