国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   歴史と記録の違い   キューピー

歴史というものは、過去の出来事を記録されたものであり、それはつまり人間によって、加工されているということでもある。歴史家たちはその人たちによって加工された資料しかあてにできないのである。人々は過去を治すということはできないが、客観的に歴史を見ることによって、より深く理解を深めることができる。そしてまた新たな情報を見つけることもできる。客観性というのは歴史を見るときに非常に大事なことである。将来歴史、または物事を客観的に見れなくなってしまうことが問題である。

第一の対策は歴史の深さを追求することだ。深くものを理解することによって、知識を蓄えることができ、様々な点から見ることができるようになる。例えば、生徒が学校へ遅刻してけば、まずは最初に怒られるのがほとんどのケースだろう。しかし、その生徒が病院に行っていたという事実を先生が知ることによって、その生徒への態度は一変するのだ。ただの出来事だけを知っていても、その理由や内容を理解しなければその出来事はただの出来事だけで終わってしまうのだ。(体験実例)

第二の対策は自分の意見をしっかりもつことだ。そしてそれが実行できるような環境をつくることが必要だ。ある出来事に対して、他の意見を気こことで、また客観的にものを見ることができる。米国の著者William Faulknerは事実と情報は異なると信じていた。それは歴史にもあてはまることである。記録と事実はちがうものである。なにかの出来事が記述されていても、その事実はその場を理解しなければわからないものなのだ。

確かに、出来事のみを知識として取り入れることによって、情報は豊富になる。しかし、その情報の理由や根拠を知らなければ、それは誠実な情報ではないのである。人々はつねに情報を深く知ることが必要とされるのだ。そうして客観的にものを見ることを心がけるようにしなければならない。将来情報だけにたよってしまう社会が問題である。

   講評   ogi

 キューピーちゃん、こんにちは。
 歴史を客観的に見ることは、難しいですね。なぜならば、歴史は見る角度によって、同じ現象が違って見えるからです。例えばパールハーバー(真珠湾攻撃)の日本とアメリカとの見方の違いはなどは、その一例といえるでしょう。
 第一の対策はとても良いものが挙げられましたが、実例にもうひと工夫ほしいところです。例えば歴史以外の教科で考えてみてはどうでしょう。化学の実験の結果を丸暗記するより、その経過を見る方がその実験を深く知ることができますね。他にも色々考えてみましょう。
 「事実と情報は異なる」という非常に興味深い実例を挙げました。そのことについて、自分自身どのように納得したのかを補足するとより良いでしょう。
 情報を取り入れ、検討することによって、私たちは事実をより深くより客観的に見ることができますね。何に対してもそのような公平な視点を持つことはとても大事なことです。第四段落もきれいにまとまりました。

    

<表記>
★見れなくなってしまうことが問題 →見ることができなくなってしまうことが問題
★遅刻してけば →遅刻してしまうと

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