創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   作文昇級試験91   ハチロク

 形はどこにあるのだろうか。形は物の方にある。すなわち形は物の属性だという。もちろんそうに違いない。「無いもの」は、どうやっても「見えない」。見なくても、触ってみれば、あるていど形がわかる。それは、ものが本来、形を持つからである。われわれが「比例」とか「相似」を考えることができるのは、本来、視覚系にそういう性質が存在するからであろう。目の網膜は、発生的、構造的には、じつは脳の延長であり、相似とは、脳の一部がやっていることを、脳のどこかの部分がよく知っている、ということかもしれないのである。
 確かに相対的ということは、僕たちにとって便利だ。たとえば、勉強をするとき、テストの順位などで他人と競争する。隣の席のあいつと競争して、一点差で負けたとした場合、もしも僕なら、一点で負けた=たった少しのミスで一点引かれてしまい、負けてしまったのだから、次の試験では負けないように、と努力を重ねると思う。大抵のレーシングゲームのタイムアタックモード(コースを何週か走って、自己ベストタイムを測る)には、ゴーストと言われる機能がある。この機能は、いいタイムを出した同じ実力の人が走ったときの走りが、半透明のゴーストとなっている。当然、ゴーストの運転者は同じ実力なのだから、後ろにピッタリと張り付かれてしまう。これが自分と同じ実力の「競争相手」となる。これから逃げようと必死に走るから、もう一回やったときにほんとに自分運転しているのかと思うほどのいいタイムを叩き出すことができる。
 しかし、人生には絶対的なものが必要なときもある。相対的にこだわっていたら、いざ相手がいなくなってしまった場合、実力を出せないということになってしまう。「他人を気にせず、自分自身のやり方でやる」というのが絶対的だ。他人と競争しながらだと、勝った時点で進歩することを止めてしまうこともある。しかし自分自身のベストを尽くす絶対的やり方だと、より自分の力を伸ばすことができる。車や電車の知識は、他人と競争して覚えるものではない。自分自身の満足のために覚える。なので、家族で出かけるときには、いわゆる乗換案内は要らない。なぜなら僕自身が乗換案内できるから(関東地方限定です…)。乗換案内と同じような機能が頭に入ることは、そうない。今まで一人、小学校のときのクラスの友達に一人いた。頭の中の乗換機能。これは、時期に全国仕様になるかも…!??
 大事なことは、前者、後者の方法どちらでレベルアップしても、最後にどれだけレベルアップできたかが大切だ。(総合化まとめ)名言 哲学者たちは、世界をさまざまに解釈してきた。しかし、大切なのは、解釈することではなく、変革することであるのようにどれだけ中身をかえられるかが大切だ。

   講評   nane

 レーシングゲームの話は、毎回うまく使えるね。このように個性的な体験をしていると、実例が深まる。
 絶対性の話は実例が難しいと思ったけど、電車の知識として考えたところがさすが。発想が柔軟だから、すぐに考え付くのだろうね。
 確かに、電車や自動車の知識は、他人と比較するところにではなく、純粋に自分の知的好奇心に動機がありそう。これも、将来いい例として使えると思うよ。
 「大切なのは、解釈することではなく変革することである」は、名言でもあるけど、実生活にも役立つ大事な考えだから覚えておこう。
 次回、暗唱の新しい仕方を説明するから、家で毎日10分がんばってやってこよう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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