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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分の一部   闇の女帝

私は、短所はすぐに思い浮かぶが、どうも長所が思い浮かばぬ。短所は、自分でいけないなと自覚し、一応直そうという意識もあるから、思い浮かぶである。ところが、長所というのは、外部から見て初めて分かるのである。自分が短所であると思っていたところが、以外にも長所だったりすることが少なくない。<構成>
例えば、よく進級したばかりの新しいクラスでやるのが、抽選で相手を選び、自分の長所を書いてもらうことである。狙いは、相手の長所を把握することでよりクラスの結束力を強めることだと思う。だが、長所の書かれたプリントが手元に返ってくるときには、結構わくわくするものである。私によく書かれているのは、「元気だ」「明るい」「ムードメーカー」とか自分でもあまり実感のないことが書かれている。それはそれで、自分のことをよく見ていてくれるなとか、己に自信のない人は自信がつくだろうし、いいことだらけなのだ。 というわけで、私の長所は上記に3つである。いずれもクラスの友達が貰った言葉だが、私は、この3つの長所を持ち続けて大事にして更にのばしていきたい。<題材>
 短所は、自分で分かる。自分を棚に上げる癖である。この短所はごく最近私だけが発見した短所である。私たちは朝起きて顔を洗い、歯磨きをする。そこで、必ずと言っていいほど、水飛沫があがる。水飛沫の着陸地は、勿論洗面大の周囲。盛大な水のパレードを催している本人は気付かないものだが、このパレードの痕というのは非常に不快感を与える。で、私はある日ついに堪忍袋の緒がきれて、まるで鬼のように父に怒鳴った。
「ちょっと、洗面台のまわりぐらい雑巾でふきなさいよ」
私は言ってから気づいてしまった。今私は棚の上に自分を上げたなと。そして、私は高所恐怖症だ。なんとかして棚から自分を下げたい・・・。と思ってアクションを起こす。<表現>簡単だが、自分で拭けばよいのだ。気づいて私はとても脱力感を感じた。自分でコンプレックスを感じていた短所というのが、とても簡単なアクションで改善できる・・。
 短所も長所もそれは自分の個性の一つなのだ。自分の一部なのだ。短所を改善するよりも長所を伸ばして、自分という存在を高める。人間にとって、長所と短所は自分を気づかせてくれる要素だ。<主題>

   講評   inoko

 闇の女帝さん、こんにちは。
闇の女帝さんが書いているように、短所はいくつも頭に浮かぶのに、どうも自分の長所がわからない。慎ましやかな日本人にとっては、自分のいいところを自ら口にするのはややはばかられる。そういうこともあるだろう。また、今ひとつ自分に自信が持てないということもあるだろう。でも、誰にでも必ず長所はあるはずだ。自分でわからないのならば、人に聞いてみればいい。闇の女帝さんが書いているように、自分が短所だと思っていたところが他人から見れば長所ということも少なくない。
長所も短所も自分の大切な個性。そう考えれば短所がいくつも見つかったとしても、決して怖くはないはず。短所も長所も含めて、自分のことを愛してみてはどうだろう。魅力的な人間に近づく一つの方法となるのでは?

書き出しの工夫が惜しい! できれば、心の中でつぶやいたことなどをかぎかっこの文で書いてみましょう。
そのほかの項目と字数はクリアできました。




以外にも→意外にも
クラスの友達が貰った言葉→クラスの友達から貰った言葉



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