国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   言葉より心   なまず大使

 花見にケンカはつきものである。それは新しく共同体意識をもりあげようとするか、あるいはこわれかかった共同体意識をたてなおそうとするのに利用される。だいたい日本人は「見る」ということに重要な意味を与える。そして、二人でじっと空を見上げるだけで、意思は十分通じるのだ。私は言葉に頼らないコミュニケーションは良いと思う。(要約)(是非の主題)
 第一の理由に、言葉に頼らないコミュニケーションに嘘がないからだ。人間誰でも、困ったとき、不安なときにうそをついてしまうことがある。しかし、心のコミュニケーションには嘘はない。例えば、星を見ているとき相手がつまらなそうな顔をしていれば、つまらないんだなと分かる。逆に、楽しそうな顔をしていれば、楽しいんだなと分かる。これが心のコミュニケーションだ。もしも、心のコミュニケーションがなければ嘘はいくらでも言える。私も、嘘をついたことはある。でも、やはり心のコミュニケーションがあると嘘をついてもすぐに見抜かれてしまう。(理由)
 第二の理由に、心のコミュニケーションはどんな人でも理解ができるからだ。例えば、年をとっている人でも、相手の心を自分なりに解釈することができる。それだけではない。理解をすることができれば、普段は中々話ができなくても心のコミュニケーションなら心と心が通じ合える。それは、年をとっている人だけではない。心のコミュニケーションは実際、耳が聞こえない人にも使われている。手話といって少し違うものだがあれも言葉に頼らないコミュニケーションの一つだ。こうして、いろいろな人と心が通じ合えるというところが、心のコミュニケーションのいいところでもある。(理由)
 確かに、言葉は一番早く物事を伝えることができる。しかし、「本当に大切なのは言葉より心だ」という名言があるように言葉だけではないということだ。人間はほとんど言葉でコミュニケーションをとっている。だが、本当に大切なのは心が通じ合うことである。それが抜けてしまってはいけない。だから、心のコミュニケーションは大切だ。今日、友達と会話をしながら、コミュニケーションというものを考えていた。(構成図)(名言)(是非の主題)

   講評   kaki

【1段落目】
要約の後、「私は言葉に頼らないコミュニケーションは良いと思う」と自分の意見が書けました。
【2段落目】
「言葉に頼らないコミュニケーションに嘘がないからだ」と1つ目の理由が書けました。「嘘」という点に目をつけたところがGOOD! 「心のコミュニケーションがあると嘘をついてもすぐに見抜かれてしまう」という文の通り、心のコミュニケーションがあると、表面的ではなく、本音での付き合いができるよね。
【3段落目】
「心のコミュニケーションはどんな人でも理解ができるからだ」と2つ目の理由も書けました。「年をとっている人」「耳が聞こえない人」と、どんな人たちなのか例を挙げることができました。「年をとっている人」の例のところに、年配者と若者では、話し言葉に違いがあることを入れてみたらどうかな? 流行語に敏感な若者たちの言葉を年配者が理解しにくい例を挙げて、「心のコミュニケーションには年齢差なんて関係がない」と結ぶと、「どんな人にも理解ができる」という文に説得力を持たせることができます。
【4段落目】
「確かに、言葉は一番早く物事を伝えることができる」と、反対の立場の人を理解する文ができました。最近の日本人は時間的なゆとりがなくなってきて、何でも早くすませようとする傾向があるようです。そういう点で、言葉を使ったコミュニケーションが増えるのは 仕方のないことかもしれませんね。会って話す時間もなくなってきて、メールでのやり取りが盛んになってきているくらいですから……。そんな世の中だからこそ、心が通じ合ったコミュニケーションの大切さを考えていかないといけないよね。
いつもながら、動作での結びが上手です。


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