低学年から学力の基礎を作る
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分と他人   いまの

 衰弱したアイデンティティのぎりぎりの補強、それを個人レベル、感覚レベルでみればたぶん「清潔願望」になる。他者を排除することによってではなく、他者との交錯、他者とのやりとりのただなかで、そのつどじぶんをかたどっていくというやりかたにいやがおうでも引き込まれていったのだ。ぼくらはじぶんの存在をじぶんという閉じられた領域のなかに確認することはできない。ロナルド・D・レインという精神学者は、ひとは「じぶんの行動が意味するところを他者に知らされることによって、つまり彼のそうした行動が他者に及ぼす「効果」によって、じぶんが何者であるかを教えられる。そしてそのバリヤー、つまりじぶんの最後の防壁を、過剰に防衛しようというのが、異物との接触を徹底して回避しようとするいわゆる清潔シンドロームだったのです。<要約>私は、他人の中で自分という存在の位置づけを確認することを良いと思う。
 その理由は第一に他人のいる集団に所属することで社会的に私をみとめてもらえるからだ。学校という集団に所属していれば、学校に自分の居場所はあるとおもえる。また、学校での自分、学校を含めた自分というのもできてくる。自分は、みんなに認めてもらっている、と思える。まるで、なにかの賞をもらったような気持ちになる。
 第二の理由としては、他人によってじぶんを実感することがあるからだ。じぶんでは、そんなに似合っていないと思う髪型でも、友達に、
「その髪型似合ってるよ。」
といわれるとやっぱりうれしくなる。このように他人から、自分を学ぶということもあると思う。私も何につけても、ほめられるのはなんだってうれしい。(笑)
 確かに他人は他人だ自分の思った道をつらぬけばいいという意見もある。しかし「短所をなくす一番よい方法は、今ある長所を伸ばすことである。」という名言があるように、他人の関係から、自分を確立していくことが大切だと分かった。だから私は、他人の中で自分という存在の位置づけを確認することを良いと思う。

   講評   komiko

 いまのちゃん、こんにちは! 自分を認識してもらうことについての意見文でテーマに合った自分らしい体験実例を引き出すことができました。あと残念だったのが習った漢字でひらがな書きのところがいくつかあったことです。これが改善されるとぐっと知的な印象になります。気をつけて読み返してみましょうね。

 「要約」は、バランスよく抜き出してくれました。「是非の主題」で「私は、他人の中で自分という存在の位置づけを確認することを良いと思う。」とした後に「理由一」で「他人のいる集団に所属することで社会的に私をみとめてもらえるからだ。」と挙げてくれました。「体験実例」では、学校で自分という存在を認めてもらっていることを挙げてくれましたね。「まるで、なにかの賞をもらったような気持ちになる。」と「たとえ」を入れながら書くことができています。「理由二」の「他人によってじぶんを実感することがあるからだ。」として、他人からの評価で自分の位置づけを確認する「体験実例」を書けていますね。第四段落では「反対意見への理解」「名文の引用」「是非の主題」と、三つのステップが踏めました。「これからの結び」は、少し入れにくかったでしょうか?「これから私は、集団の中で自分という存在を認めてもらい、切磋琢磨して向上させていきたい。」のような感じで入れられるとかっこよく書き結べますね。

 次は、九月二十四日(木)に電話します。「清書」と「読解問題」についてです。今月もよくがんばって書いてくれましたね。暗唱は、九月四週の長文の冒頭三百字から出しますね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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