国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自立と手助けのあり方   あほーどり

 ドイツにおいては、人間は市民として対等であり、個人個人が独立的で強く頼もしい。社会はこのような人々の結束の場である。
 この考え方は日本では全く欠けている。到達点は、日本も全ての人が強く、対等になることだろう。
 しかし、この考え方は短所として、愛に乏しい社会を作り出す可能性がある。日本がヨーロッパの長所を取り入れるにしても、短所も同時に取り入れる可能性がある。日本は模倣ではなく、自力で追求してゆかなければならない。
 ヨーロッパのように、個人が自立して行くことは重要である。特に、日本人にとってはよく考えなければならない問題であろう。
 最近よく聞く話題では、選挙の投票がそうだろう。近年の選挙では、国民はマスコミの情報に左右されすぎているという指摘がなされている。現在の与党の大勝は、マスコミによる現野党に対するネガティブな内容の放送が連日報道されたからである、といわれることもある。全くその通りではないだろうが、やはり日本人には個人として独立して、周りに名がされに考え方が必要なのではないだろうか。
 一方で、互いに助け合うこともまた必要である。
 私は大学一年のとき、基礎演習という授業で、何人かの生徒で共同でレポートを作るという作業をした。私は二人の生徒と作業をしたが、二人とも協力的でやりやすかった。他人に干渉しないとなればこのような課題は成り立たなくなる。誰かと協力することは必要であるし、学んでゆかねばならないと思う。
 確かに、個人が自立することも、互いに支えあうことも両方大切である。しかし、本当に大切なのは「よい友人を得たければ、まず自分がよい友人でなければならない」という名言があるように、我々は相手のためになる干渉の仕方、不干渉のあり方を考えねばならない。自立を尊重するにも、手助けを必要としていることが明らかであるにもかかわらずあえて何もしないというのでは何も進まず、誰も成長も特もしない。逆に、過剰なまでに手伝おうとすれば、それもまた成長することはできない。相手のために、周りのために、何をすることが一番よいのかを考えて行動する必要がある。

   講評   hota

 「総合化の主題」の書き方は、今回が最後となりました。「総合化」という考え方が、よく理解できたみたいですね。AでもBでもなく、より次元の高いCという考え方。これは「思考訓練」でもあります。この書き方そのものを実践することは少ないかもしれませんが、考え方の1つとして、覚えておいてください。

★23日は休み宿題です。清書は、今回のがよいのではないでしょうか。清書にするには、要約を短くして導入とし、また、変換ミスや誤字がいくつかあるようですので、それを読み直して直しておいてください。それから、「総合化の主題」のところは、「本当に大切なのは、……ことだ。」と結びましょう。読解マラソンの読解問題については、社会人ですのでやるかどうか、お任せします。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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