低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
文化のちがい lovepooh
文化ということを、ここでは日常の生活にあらわれている面から考えていってヨーロッパと日本のそれを比べてみると、最初に思い浮かぶのは、長所も短所も、一般の人々における市民意識の堅固さに関係するのであった。日本の生活意識においては、このことは、一部の人たちに概念的にうけとられているほかは、いまなお全く欠けているのである。
確かに、日本のように、助け合って生きていくことは大事だ。私の学校では、お弁当のとき以外、班を作って給食を食べるのだが、早く食べられるように、「・・は、おかずを取りにいく。」などを決めているので、みんなで、助け合っている。ほかの授業のときもそうだ。私たちのクラスだけ、とっても仲がよく、いつも協力しているものだ。
しかし、ヨーロッパのように、個人主義も大事だ。高校や就職を決めるとき、「・・ちゃんが、0−高校だから、あたしも!」という訳にもいかない。偏差値など人によって、さまざまだからだ。「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分がいきたとおりに考えるようになってしまう」という名言もあるように、じぶんの意見を、しっかりもったほうがいいと思う。
確かに、助け合って生きていくことも、個人主義も大事だ。しかし、一番大切なことは、自分の意見をしっかり持ち、温かい心で接することだ。
講評 ninihu
最初ながらうまくネット上から作文が書けていますね。誤字脱字がほとんどないのがとてもすばらしいです。これだと郵便事情も関係ありませんし、やりとりも速いのでとてもいいですね。 ただし、パソコンで打つと、勝手に漢字に変換してくれるので、漢字を自分で書かなくなることだけが少々心配です。漢字はふだんからコツコツと練習しておいてくださいね。☆構成 要約はちょっとまとめすぎているかもしれません。もう少し字数を増やして、ヨーロッパと日本の文化、意識の違いを詳しく説明した方がよかったでしょう。 複数の意見についても、もう少し長めに書いて、それぞれの文化の意識のあり方をくわしく説明していった方がいいですね。日本に本当の個人主義が根付いてない、というテーマはこれからもたくさん目にすると思いますので、ふだんから助け合いの関係、悪く言えばなれあいの依存し合う私達の関係について、日常生活で客観的に見て考えておくといいでしょう。☆題材 体験実例は悪くはないのですが、特に助け合う日本的なやり方の方は、おかずを分担して取りに行く、ということ以上にもっと精神的なこと、たとえば悩みを共有する等、孤独におちいらない付き合い方などを書くと、話に深みが出たと思います。☆表現 名言はとてもいいです。最近名言の引用の仕方にセンスを感じるようになりましたよ。☆主題 総合化の主題もいいと思います。「自分の意見をしっかりと持ち、それをむりやり押し通すのではなく、常に周りの人の言葉にも柔軟に耳を傾ける温かい心をもつべきだ」くらいに、少しくわしめに説明するとなおよかったでしょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |