創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
本当の見方 ファラオ
我々が「比例」とか「相似」を考える事が出来るのは、視覚系という性質が存在するからであろう。
物事を相対的にすると、便利で分かりやすい。テストの時などに私たちは何が何でも平均点を聞きたがる。平均点というのは、先生からしてみればあまり関係ない事なのだが。そして、平均点より高ければ「4以上は行ける!」と喜び、平均点より低いと「やべえ3かも」と落ち込むのだ。私も平均点は結構気にする方だ。親にテストのことを聞かれたとき、前より点数が落ちても何とか平均より上だったら、「平均点より上だったから大丈夫!」と言う。それで親も大丈夫でしょう、という顔をして去っていく。人間というものは、何でも比べたがる生き物だとつくづく思う。
しかし、世の中には絶対的なものを必要とするときがある。今、世界は不況だ。毎日毎日のように「不況」という文字を目にする。そんな中でたくさんの人々が解雇され職を失っている。しかし、どうにか成り立っている企業だってある。去年より少し売れ行きが落ちたくらいだろう。きっと、この様な企業はこう言っている。私達は不況の中これだけ売れている。他と比べたら全然良い方だ!と。だからといって、こんな態度ではいつ崩れてもおかしくない。そう、どんな状況でも限界はないのだ。今日の方が昨日より売れ行きが伸びたからいいや、ではなく、いつでも最高のものを目指していかなければいけないのだ。
確かに、相対的なものも、絶対的なもの、共に大切なものだ。しかし、一番大切なものは「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である」という名言があるように、絶対的なものを一人で決めるより、生きていく中で他人と協調し、それらを決めていくことだ。
講評 suzuyo
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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