低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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あいさつ ハッピームーミン
人間の場合、出会いのあいさつ行為は、相手が以後仲良く共に行動してゆける仲間かどうかの身元確認にもつながっている。誰かに会うと必ずあいさつをする。長い間、会うことが出来ない時は、わざわざ空港にまで出向きいろいろと話をした後ロビーで手をふって別れを惜しむようなことになる。私は、そういう経験をしたことがあるので作者の意見に賛成だ。何も言わずに分かれたことなんてなかったからだ。もし、だれにも会わずに別れたならば、さびしく、悲しい気持ちになるに違いない。
私がアメリカに引っ越すとき、日本の友達とお別れパーティーをした。空港で飛行機を待っていたとき、「さみしくなったら電話で話そうね。また夏に会おうね。」と約束した。そのとき、私の気持ちは、まるで秋の夜にしとしと降る雨のようだった。しかし、アメリカで英語がほとんどしゃべれないけれど友達をいっぱい作れたらいいなと思った。だから飛行機の中で不安になるようなことは何も考えなくて済んだ。英語が話せなくても済むかなぁとか、きらわれなかったかなぁーということはいっさい頭に浮かばなかった。
そして、アメリカの学校が始まった。最初はすべてのことがわからなくて、もう止めて日本に帰りたくなった。だが、母が後ろに座って通訳してくれた。母の助けはまるで、地獄で仏に会ったようだった。私は、初め、英語をきちんと発音できないのが恥ずかしくてアメリカの友達にあいさつをしようとしてもなかなかできなかった。そして、ようやく三ヶ月ぐらい経ってから友達や先生の言っていることが分かるようになってくると、友達が増えた。
以前は、友達とあいさつするのも難しかった私だが、今では友達を作るのなんて簡単だ。英語で挨拶できるようになると、相手もニコニコしてくれるし、自分も気持ちが通じてうれしくなる。友達になるには難しい言葉なんていらない。心のこもったあいさつが出来れば、世界が平和になれるだろう。私は、あいさつが人と知り合うのに必要なスパイスのようなものだということがわかった。だから必ず人にあった時あいさつをしたい。
講評 inoko
ハッピームーミンさん、こんにちは。次回から新しい課題フォルダです。
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