国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
私って文房具屋さん? からま
「ペン貸してよ。」
クラスで一番自信をもって言えることは、ペンをたくさんもっていることだ。いつも、友達が、
「ペン貸して。」
と私のまわりに集まってくる。まるで、文房具屋さんのようだ。たくさんもっているということ以外にも、同じ種類のペンとケースとインクを逆にするのも私がはやらせた。それはどういうことかというと、赤と青のペンがあったとしたら、赤いペンのケースには青のインクを入れ、青いペンには赤のインク入れるようにするのだ。
ペンのことについて困っていることが、二つある。
一つは、今持っているペンを全部使わなくてはいけないことだ。お母さんに、
「今持っているペンを全部使わないと、新しいペンを買ってあげないよ。」
とおこられた。また、新しいペンがほしくなったので、そのためにも、がんばって全部使いきろうと思う。
二つ目は、ペンのケースとインクを交換したので、どれがどの色かわからなくなったことだ。友達に貸したときも、
「あれ?ステラバちゃん。これ、ピンクのペンだと思ったら、黄色だよ。ピンクはどれ?」
「ステラバちゃん。茶色ってどれ?わからないよ。」
と、クレーム(苦情)がくることがある。みんなに言われていくうちに、自分もわからなくなった。
お母さんが私ぐらいの時、(五年生)クラスで背およぎが、一番だったそうだ。お母さんは特別上手だったわけではなく、クラスのみんなが、タイムがおそかったり、となりのレーンにはいってしまったりしていたからだ。選手を決める時に、一人ずつ泳いだ。お母さんは、
「もう少しだ。がんばるぞ。」
と思いながら泳いでいたその時!!
「いて。」
泳ぎすぎて、かべに頭をぶつけてしまった。まるで、おまんじゅうのように大きなたんこぶができた。でも先生に、
「あなたがリレーの選手だ。がんばれ。」
といわれた時は頭がズキズキしていたかったけどうれしかったそうだ。
私は、一番のものなどないと思っていたけれど、こんなにみぢかな所にあったということがわかった。
ペンをたくさん持っているということ以外にも、一番になる努力をしようと思う。
「ペン貸して。」
今日も私のまわりにたくさん集まってきた。
講評 arare
直してとてもよくなりました。がんばりましたね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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