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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本的なコミュニケーション   イチロー

 花見にケンカはつきものである。花見どきのケンカといえば、個人同士のやりあいよりも団体客の乱闘が多いのは、そのためであろう。だいたい日本人は「見る」ということに重要な意味を与える。さらにいえば、日本の社交の基本は「見る」ことで成立する。芝居を「総見」するなどということが、これも舞台で演じられている所作をみながいっしょに見ることに意味がある。花見が最も庶民的なマス・レジャーであるのも故なしとしない。「言葉に頼らない、日本的なコミュニケーションのとりかたわよい。」第一の理由は「年や性別にかかわらず、同じものを見て、同じことを理解しあえるからだ。」僕は、このあいだ家族で電車に乗って出かけたときの帰り、電車に乗っている人がみんな浴衣を着ていた。何があるのかと思っていたら、川原で花火大会があるらしかった。浴衣を着て花火をみる。これも日本の風習だ。花火を見て共通のものを見たり感じたりしてお互いに安心感が生まれる。このように日本人は花火を一緒に見るというだけで多くを語らなくても分かりあえる共通の意識がある。第二の理由は「コミュニケーションをとる事で、やさしい気持ちが生まれるからだ。」この前、友達と四人で、名探偵コナンの「漆黒のチェイサー」という映画を見に行った。映画を観る前より観たあとの方が友達との仲間意識が深まったように感じた。同じものをみんなで観たから少しだけ話せば、あそこの場面こうだったよねえ〜というだけで話がとっても盛り上がり膨らんで楽しくなる。それに、共通の気持からかやさしい気持ちが生まれる。「たしかに、言葉ではっきりと自分の意見を言う方が誤解が生じにくい。しかし、トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われている時である。という名言があるように、言葉に頼らない共通理解をもとにした日本的なコミュニケーションのとりかたはよいと思う。そして、日本独特のコミュニケーションのとりかたをこれからも大事にしていきたいと思う。

   講評   sarada


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