創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   アイデンティティの確立   えらる

 私は『アイデンティティ』という言葉が目についた。今まで聞いたことがなかったため意味が全く想像つかなかった。辞書で調べてみると『人格における存在調明、または同一性』と書いてあった。つまり、『自分は自分』という意味である。自分が誰だかよく分からなくなる時、自分と違ったものや大きなものが近寄って来ると影響を受けてしまう。そして、否定的な形で自分を確かめたくなるのだ。しかし、否定的な形でアイデンティティを確かめるよりも、他者との関係からアイデンティティを確立する方が良いと思う。
 理由は二つある。まず一つ目は、他者との関係の中で、アイデンティティを確立するのは自分に自信がつくからである。私は運動が苦手だ。この間、プールの時間に平泳ぎのタイム測定があった。息継ぎが出来ない私は、三回ほど立ってしまったが何とかゴールへ辿り着く事が出来た。泳いでいる間、見ている皆が
「えらる、頑張れー。」
「えらる、もう少しだよー。」
など、たくさんの応援を私に届けてくれた。他人と励まし合ったり他人に認められたりと少し自分に自信がついた。『私は運動が出来ないから・・・・・・』など否定的に考えるのではなく、『もう少し頑張ってみよう』と自分に自信をつけた方が、アイデンティティは確立するのだ。英語の小テストの点数が良く先生が「えらるちゃん、頑張ったね。」
と、ほめてくれた時その時の嬉しい気持ちを忘れずに「次も頑張ろう」と思えるのだ。
 次の理由は、他者との関係でアイデンティティを確立すると自分自身が成長できるからである。否定的な考えだと自分自身がネガティブになってしまう。『○○ではない私』ではなく『○○さんにとって☆☆☆である私』という考えが大切なのだ。自分にとって関わる人がいればいるほど、自分の個性は出てくるのだ。自分のカラの中で守っているようで、結果的には自分らしさを作れていないのだ。何かを失敗してしまった時皆で励まし合うことで自信がついてくるのだ。前にラクロス部の練習を見ていて一人の人がミスをしてしまっていた。その時、他の人達は『ドンマイ!』と励ましていた。やはり、他者からの励ましや認め合いがあれば自信が出てくるのだ。確かに、自分で否定的な形でアイデンティティを確立したほうが簡単である。しかし、『勝負に勝つためには、苦手を失くすことよりも、得意技をもつことである』という名言があるように、アイデンティティを確立するには、他者からの認め合いなどで、得意技を作ることが大切である。

   講評   nara

 難しい言葉・内容の長文だったけれど、手書きしたものを再度パソコンに入力することで、自分の意見を改めてまとめることができたのではないかな。がんばったね。オンラインの入力・送信も問題なさそう。9月、いい取り組みができたね。10月もこの調子で。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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