創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   知識や知恵の使い方   snow boy

 何もよく知っていて、次から次へと、どんな問題についても、よく話す人が僕のクラスにいる。黙って聞いていると、話している内容はほとんどがテレビや新聞、雑誌に出ていたこと、つまり『情報』なのである。考えてみれば、それを右から左へと流しているだけにことだ。話のある部分について、疑問点を確かめたいと思って、詳しくきくと、はっきりした「知識」を持っている訳ではないから答えられない。しかも、「情報」をほとんど受け売りしているだけで、その中身を自分の考えによって、吟味していないから、どんな話をしてもその人の人生経験に照らし合わせた上での「知恵」になっていない。そこで僕は「情報」や「知識」よりも、「知恵」のほうが大切だと思い、知恵があるかないかは、自分の頭で考えているかいないかの違いだと考えた。今の教育でも、知識を育てるようなゆとりが必要だと思った。確かに、知恵、すなわち、自分で考えることは大事だ。自分で、考えないと人にたより、自分のためにならないからである。もし、そのばに人がいて、その人が答えてくれたら(自分のためには、ならないけれど)一応、答えは出る。しかし、その人が、答えを知らなかったら、どうしようもならなくなる。知恵というものはちょっとしたところで、必要となるのだ。しかし、基礎になる知識も大切だ。知識や情報なしに考えると、ひとりよがりになることもある。しかし、一番大事なのは、それらの知識や知恵を何のために生かすかということだ。確かに、今の僕みたいな年頃、学生時代は、まだ生かすことを考えるよりも、知識や、知恵を習得していくこと自体を目的にしていかなければならないかもしれないそうだ。

   講評   kanera


【構成】…
<●複数の意見>で「確かに」から始めた文のあとに「しかし」の登場率が高くなっています。ボキャブラリーを駆使して工夫してみましょう。ウェブ上では「しかし」に色がついていて一目瞭然だね(笑)

【字数・内容・表記】…
いっちばん最後の文が「そうだ。」で終わっているね。主題の文で終わるのが鉄則になるので,伝聞ではなく,自分の意見として締め括るといいでしょう。


知識(常識)は外在的なもの。知恵とは内在的,すなわち内側から産み出されるもの。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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